2.《ネタバレ》 ゴダール嫌いにオススメする楽しい映画。
「女は女である」ほど強烈じゃないけど、反面毒気がないというか、とにかく楽しいことだけやりましょうという無邪気なコメディ。
ゴダールは典型的な「付いて来れる奴だけ付いて来な」ってタイプだから、時折の突拍子な行動を好きになれるかなれないかだな。
この映画もその系統の筈なんだが、ゴダールの映画で一番気楽に楽しめる「思いつきの寄せ集め」だ。
そもそも英語の授業なのにずっとフランス語というのが。
いきなり踊りだすわ、
ルーヴル美術館爆走するわ、
強盗するわで変てこりん。
ああ、コイツ何も考えてねえ(笑)
でも何でだろうねえ・・・嫌いじゃないというか、愛らしいと言うか、無垢というか、不思議と頭を撫でたくなる映画だ。
まるで何をしたいか解らず周りをうろうろする仔犬のように・・・いやアンナ・カリーナがひたすら可愛ゆ・・・ゴホン 愛らしいというのもあるんですがね。
楽しいひと時を味わえた。