89.子供がロケットで食べていこうと考えるなんて親としては当然反対するだろうと思う。あまりにも夢を追いすぎると思ってしまう。 現実に目を向けて真面目に働きなさいと親は考えるだろう。 しかしけっきょく一番大事なことは好きなことにチャレンジするということだと思う。 それが失敗しようが成功しようがとにかくチャレンジしたという事実そのものが大切なことではないだろうか。 最後にロケットに挑んだ少年たちの末路が紹介されたけど、そんなことはどうでもいいこと。 「私はそれを実行した」ということだけで成功失敗の有無に関わりなく、誇れる出来事じゃないか? 若いときの行動とは利己的なものではなくてこの映画の少年たちのように無謀と思えるくらい一途で純粋であって欲しいと素直に感じた。 成功すればそれは良いことだ。しかし大きな失敗を経験することも大事。 成功も失敗もしないで人生を終える人間に比べたら行動するということがいかに大事か分かると思う。 【花守湖】さん 9点(2004-11-21 20:58:08) (良:2票) |
88.涙もろいことで有名なコバ香具師ですが(?)、映画で泣くのはことさら好きです。けどここんとこ、一瞬ホロリとくる場面には度々出会うものの、ボロ泣きレベルの作品にはしばらく出会っておらず、もしかして素直に泣けない擦れた人間になりつつあるのかなぁと心配してました。けど、やっときましたよ。久々の号泣作品でした。あーもう、本当に良かった。邦題が「遠い空の向こうに」ってことで、やたらと雄大な雰囲気を醸し出してるくせに副題が「ロケットボーイズ」でなんかマヌケな印象…センスあるんだか無いんだかわかんねータイトルだな!とかどうでもイイことを考えてた自分が恥ずかしくなったね。これを見終わった後すっかり感化されて友人に「俺はロケットを作るぜ!そして宇宙に行くんだ!」と言ったところ、「宇宙に行く前に現実に帰って来い」の一言で済まされました。 【コバ香具師】さん 9点(2004-08-08 06:19:44) (良:1票)(笑:1票) |
87.夢を夢で終わらせず、困難に負けず実現してゆく若者たちの姿に感動の涙を流しました。炭鉱で働く頑固な父親、家庭の為に一度は夢をあきらめつつもやはり好きなことを成し遂げようとする少年。父親の気持ちも何となく理解できる。少年が成長してゆく上で父親の存在というものは大きい。自分の頑固一筋の父親と兄のやりとりを見てたからよくわかる。父のように生きたくない、父を乗り越えてやる、、という気持ちは男の子ならきっと持つのだろう。夢を現実のものとするのに少年のこの思いは充分に役立ったと思うし、周りの人々の励まし、協力があってこそであろう。夢をあきらめなかった少年の頑固な性格は父親似なんでしょうね。最後の方ロケット打ち上げの際、親父さんが姿を表した時はもう大泣きでした。自分が落ち込んだ気分の時に観て、何てちっぽけな事でくよくよしてるのか、と励まされたようです。 【fujico】さん 9点(2004-05-25 15:02:40) (良:2票) |
86.《ネタバレ》 やっぱこの頃(1960年前後)のアメリカには、敵わないなぁとつくづく思わされる。自然の中で育ってるせいか、地頭が良い。ロケット工学を独学で理解しちゃうって、やっぱ半端じゃないよね。日本じゃペーパーの上で理解してることを、彼らは体感してるんだもん。ロケット打ち上げを何度も失敗できる環境に恵まれてるのも凄いけど、それにめげないのもまた精神的にタフ。実話っていうんだから、アメリカの宇宙工学は、本当に人間がでかくなって、宇宙に届いたって感じがします。やはり国には国に向いた技術ってあるなぁ。日本じゃこんな環境、望めないもんね。もちろん日本の良さを活かした技術もあるから、卑下することはないんだけどね。ホント、アメリカは、国土の広さが示すように、でかいとこが売りだね。今や大スターのジェイクギレンホールの出世作。脇役もお気に入りのローラダーンやクリスクーパーが固めてて、安心して観ていられる良作ですね。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2016-07-12 03:01:25) (良:1票) |
85.《ネタバレ》 実話ということで感動が倍増です。夢を追いかけるのって、現実では本当に大変ですよね。自分の力だけでは何もできないと気づかされ(特に子供では)、周りの協力が不可欠です。この作品はその夢を追うストーリーと父親との確執が平行して進んでいきますが、最後はいい感じにそれも昇華されておりよかったです。どこまで実話なのかはわかりませんが、応援してくれていた先生や女の子とのエピソードも効いています。よくまとまっていて、老若男女問わず誰にでもオススメできるいい作品だと思います。 【forestcrown】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2016-05-30 21:46:07) (良:1票) |
84.《ネタバレ》 イケてない理系男子高校生必見の映画。ラスト、みんなでロケットを見上げるその顔が泣けた。 【no_the_war】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-09-29 21:35:28) (笑:1票) |
83.《ネタバレ》 ノンフィクション物には弱いんですが(この作品は正確には実話に基づいたらしい) 良い作品でした。 情熱がもつエネルギーの強さ。やっぱり好きですね。 父親と息子の関係も、とても良く描かれてました。 ストレートな作品で、見終わった後に素敵な気持ちにさせてくれます。 昔、水ロケットを友達と飛ばした事を思い出して、 ああ、昔思いをロケットに乗せて飛ばしたなぁって感慨にふけました。 【風太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-26 23:24:54) (良:1票) |
82.素晴らしい映画です。内容が「ロケットを作る高校生達の話」と聞いていたいので、とっつきにくいかなと思っていましたが、最初からもう引きつけられっ放し。2時間という短い時間の中で、「親と子」、「大人と子供」、「夢をかなえる気持」、「家族」、更には「炭坑問題」等々、R&ROllをバックにうまく収まっていて、見終わって「見事にやられた」という感じ。 実話に根ざしているから無理矢理感がなくて、映画に出てくるようなすっきりとした爽やかな青空を仰ぎ見ているような心地よさが残りました。 自分の子供にも是非観せたい映画だし、大人になってからも観てもらいたい映画です。 【たくみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-22 13:10:33) (良:1票) |
81.炭鉱しかない町、家族も人生もすべてが炭鉱につながっているという閉ざされた環境で、ロケット自作という主人公の夢が眩しかった。軌道計算をするために苦手だった高等数学も堪能になってしまう若いバイタリティ、そして陰日向にバックアップしてくれる女先生や炭鉱の職人たちも素敵。しかも、実話というのだから、もうラストは感涙ものです。 【ちくわ】さん 9点(2004-11-11 13:42:00) (良:1票) |
80.炭鉱の町、閉ざされた未来、夢を追う主人公、厳格ながらも陰から見守る父親。どこか「リトルダンサー」を彷彿とさせる物語でしたが、私としてはこちらの作品のほうにより強く心を揺さぶられました(主人公の素直な性格のせいかもしれません)。小さなロケットがただ真っ直ぐに飛んでいく、あのシーンに夢を重ね合わせる人も多いことでしょう。紆余曲折を経て奨学金を勝ち取り、町に帰ってきたホーマーの父親との会話「僕のヒーローは・・・」というシーンが強く印象に残っています。純粋に感動できる作品として、久し振りの9点はこの物語に捧げたいと思います。最後に、クリス・クーパー。かっこ良かった! 【ライヒマン】さん 9点(2004-10-16 15:58:31) (良:1票) |
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79.《ネタバレ》 将来の無いことが悟られている炭坑の町を舞台にした、空への夢で頭がいっぱいの少年とその家族の物語。非常にわかりやすいサクセスストーリーで、始まって30分もすると話の流れが読めてしまう。だけどどうしようもなく心にしみてくる。無骨な頑固親父と夢追い人の次男の会話は衝突が多いが、会話の最後に親父は遠回しに息子への無二の愛情をちらつかせることがあり、その都度親父の横顔にほろりとさせられた。この父と子の関係は、男性が観るとまた特別な感情が胸に湧くのではないだろうか。渋くて格好付けてて表情を変えない、でもちゃんと愛情を持っている親父と、本当に瑞々しい青空みたいな息子が、二人並んで天高く飛ぶロケットを見上げるラストでは涙が溢れて止まらない。お定まりかも知れないが、夢を持つことの素晴らしさと家族愛が素直に胸を打つ、とても素敵な映画だった。 【のはら】さん 9点(2004-07-01 01:41:05) (良:1票) |
78.クーパー渋すぎ!。実在の人物が出るエンドロールは泣けます。しかし無断欠勤はまずいだろ。 |
77.炭鉱の町を舞台に、スプートニク・ショックのさなか、ミニロケット作りに熱中する高校生4人組の物語。次第に改良されていくロケット、だけどすべてが順調という訳ではなく、石炭採掘は斜陽産業、さまざまな紆余曲折が描かれます。映画のテンポの緩急の付け方が、お見事。 ロケット打ち上げの成否をじっと見つめる4人の視線、その姿の描き方は、まさにスピルバーグ的。人知れずロケット打ち上げを繰り返す彼らも、やがて町の人たちから「見つめられる側」となる。我々もまた、彼らを見つめ、そして煙の尾を引いて上空へとひた走るロケットを見つめる。いやもう、これだけで充分に感動的。 ジェイク・ギレンホールの人懐っこい顔が、映画にとてもマッチしています。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2023-03-19 18:24:18) |
76.《ネタバレ》 本当に素晴らしい作品で感動しました。 炭鉱一筋の父とそれに反発し自分の道を切り開こうとする息子。息子役のジェイク、父親役のクリス。彼らの演技力は素晴らしく、最後にお互いがわかりあうシーンはホロリときます。先生もいい味を出していました。 よくある炭鉱ものなストーリーですが良い作品だと思います。 【xyxsxkx】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-05-01 23:40:44) |
75.《ネタバレ》 実話に基づいた単なる美談に終わらせず、ヒューマンドラマとして描いているところがとても好感を持てる。メインはやはり頑固な父親との確執だろう。それだけではなく彼らの背中を後押ししてくれたライリー先生、炭坑の技術者、さらには4人の友情をも描いてみせる。丁寧な人間関係の描写があり、周りの人の助けがあってこの偉業を成し遂げられたのだと感じさせる。そのためエンディングはとてもさわやかな気分になれること請け合いだ。当初想いを寄せていた尻軽なドロシーではなく、最初からホーマーを見つめていたバレンティンとくっついたのもほっとした。ラストのドロシーの顔が良かった。45/50、演出13/15、脚本14/15、演技6/10、技術8/10、合計86/100→9/10点 |
74.ロケット打ち上げるだけの映画だろ?そんなに泣けんのか~?などと思っていたら、中盤で一回泣いて、終盤でわんわん泣いてしまった。ジョー・ジョンストンはこういう泣ける映画をもっと撮るべきだと思う。 テンポもよくて音楽もいい。しかし、ところどころ「?」となるシーンがあったのでこの点数で。 1~2年くらい前はどのレンタルビデオショップにもこの映画のDVDは1枚置いてあるかないかくらいだったのに、最近は複数本置いてあるのを見てこの作品が再評価されているのを実感した。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-24 12:24:37) |
【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 9点(2010-01-05 22:10:37) |
72.レビューを書くなら見せた方がはやい。そういう映画です。 【lalala】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-12-24 00:34:22) |
71.あまりにも正しい、この世界に対する取り組み方を見せられた気がして、泣いてしまった。夢に向かってまっすぐに努力する、って、言ってしまうとシンプルなことなんだけど、たいていの場合、これは何度も現実というやつに打ちのめされてしまう。さらに、夢を叶えるには大量の幸運が必要になる。でも、何度打ちのめされても、何度あきらめかけても、自分が信じる場所に向かおうと努力することは、これは圧倒的に正しい。それは誰にも否定できない。みんな心の中でそれがわかっているから、この映画はこんなに胸をうつのだと思う。 スプートニクを見上げながら炭鉱に降りていくシーン。「時には大人の言うことを聞かなくてもいいのよ」という先生のセリフ。澄み切った空にどこまでも上がっていくロケット。どれもが僕らの中にある純粋な何かを刺激する。いくつになっても、前に向かって進むことをあきらめたくない人に、見てほしい映画です。 【コダマ】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-11-28 19:04:25) |
70.《ネタバレ》 久しぶりに見ました。とにかくいい映画。 小さな炭鉱の町の少年が科学コンテストで優勝し,奨学金を勝ち取るというサクセスストーリーは,野球の弱小校が甲子園に出て優勝するような爽快感。作中にもスポーツに優れる兄らとの比較が描かれている。 ロケットと壮大な音楽もマッチ。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-10-20 11:28:28) |