8.実に面白い。エリザベスが、その人生の節目節目で「女王」に変身してゆく姿が、とても印象的。ケイト・ブランシェットは美人ではないかその演技力で観る者を魅了する。ストーリーは、史実の断片を若干組替えながら辿ったもの。観たあと、英国史を紐解くと新たな発見がある。これもまた映画の楽しみだ。 【ローマ】さん 9点(2002-07-21 05:43:54) (良:1票) |
7.綺麗なだけの女王ではない。 なんとも強く、美しい女王だったのだろう。 主演のケイト・ブランセットは知らない女優だったが、本当に素晴らしかった。 かなりおどろおどろしい印象を受ける作品だが、この時代、この時期を背景にしていたのならこれも仕方がないのだろう。 【みーち】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-13 22:58:44) |
6.時代劇、しかも16世紀イングランドのお家騒動のようなお話しですからね。ただでさえ、ややこしい人間関係、馴染みのない因習や風習に宗教が絡んでくるわけなので、ヘンに奇抜、風変わりな作品よりも、このような正統派時代劇にしてもらった方が私としては入り込みやすいです。作品としても退屈など全くしない出来のうえ、魅力的な役者の演技もすばらしい。ジェフリー・ラッシュとジョセフ・ファインズは「恋に落ちたシェークスピア」より断然こっちがいい。特にラッシュ演じるウォルシンガムは秀逸。仕事のできる男はやはりいい!そしてファニー・アルダンはなんともエロチック。悩ましげな最期でありました。オスカーは”シェークスピア”に持っていかれてしまったけど私にとってはこっちのほうがはるかにおもしろかった。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-12-14 14:20:03) |
5.内容が重たそうなので、見るまで「面倒くさそう」というイメージがあったのですが、役者の一流ぶりと衣装の豪華さ、起伏のあるストーリー展開で、息つく間もない二時間でした。良かった! 黄金時代の主として、神聖視されているエリザベス一世を、ひとりの女として、汚い部分や弱い部分、この時代の持つ残酷さをきちんと見据えて描いている点が本当に素晴らしかったです。こういうお金と労力と芸術力を賭けた作品を見ると、映画って素晴らしいなと思います。 【ともとも】さん 9点(2003-06-17 22:51:41) |
4. C. ブランシェットが創り上げたエリザベス像がこれまでのエリザベスの中でもっとも格好いい.芸達者達と互角の独壇場で、状況が変わるごとに表現が多彩で発声も凛としており、風格がある.ウォルシンガム役の G. ラッシュもまさにはまり役で、清濁併せ呑む演技が巧い.しかし、彼とメアリ・スチュアートの母親役の F. アルダンとの絡みはいかにもイングランド側からの描き方で、スコットランドの人々にとっては苦々しかっただろう.(過去にエリザベスをひどく醜く描いた映画があったので、これで互角になったかもしれない.)「血のメアリ」を演じた女優さんの暗黒ぶりも大変巧かったと思う.. 【シャリファ】さん 9点(2001-05-15 10:52:38) |
3.最初から最後まで、画面に釘ずけでした。少女のような愛らしい表情から、凛とした女王まで、ケイトの演技には文句のつけようがありません.この時代のヨーロッパについての知識がもう少しあれば、もっと楽しめたかもしれないな。ちょっと勉強してから、もう一度見てみようっと。 【まき】さん 9点(2001-04-21 22:12:47) |
2.同年に発表された「恋に落ちたシェイクスピア」とよく比較されますが、私はこっちの方が数段面白かったです。ケイト・ブランシェットの方が良かったし・・・。まぁしいて言うならラストが納得いきません。 【チャーリー】さん 9点(2001-02-20 19:35:43) |
1.単なる歴史映画でなく、心の微妙な動きまでも表現できていて秀作。映画の中でボルタを踊るシーンが3回あるが、台詞ならない感情をよく表していると思いました。 【アトリエ】さん 9点(2000-12-29 01:53:06) |