11.《ネタバレ》 A.I.では泣きましたがもしかしたら泣かされたのかも・・
感動というよりかわいそうという事と人類の問題まで発展させてたし。
神々しい迫力とどうにもならないものへの哀れみに。
このアンドリューも神々しい世界にやはり到達します。
両作とも(ありえるかもしれない世界)の暗さを描けてましたが、
A.I.は全て滅んでしまっていた世界を見せられる(未来人は除いて)。
こちらのほうが寒々として(特に子供が題材なだけに逆に)
大人の作った怖い童話、哲学的でさえあります。
いわゆる感動はしたけれども重い後味が残りました。
アンドリューのほうは救いがありました。
この感動の種類はまた違います。
ここを書くとネタばれになるので注意
未見の方は飛ばしてね。
↓
アンドリュー=人類が彼を人類の仲間と認めた。
昇天のラストは違うけれどコクーン的で、
どちらかと言えば子供も一緒に見られるSFです。
ただし性の問題にも触れるので中学生くらいからかな。
A.I.=未来人が発見し彼を滅んだ人類の鍵と見て調べる。
こっちのほうが救いがないやん~(今考えても暗いSFで、
子供向きではないことがわかりますよ)
家族で見るには暗くて寒いんだろうけれど、
この疎外感もわりと好きですよ。評価も書いています。
さて・・アンドリューについて、
コメディがいい。テンポの緩急もよくたいくつしない。
感動したのは、人類の仲間と認められた瞬間、
まあそのあと旅立つんですが・・
もう最近で一番感動したかもしれません。
自分でも(あ、ダメこういう系の映画)と、
号泣しましたから・・
みんなが泣けると言うのもうなずけましたよ。
ピアノの連打シーンや木の馬もママのことなんですが、
それが孫娘の代に変わっても同じ性格と顔なのでだぶります。
アンドリューが一目ぼれしたのも間違ったくらい似てたから。
ここらがかわいいけれど説得力がありますね。
議員の採決シーン?はSWのエピ1を思い出し、
アンドリューのお友達ロボの女の子はまさにC3-PO!
こういうストーリーに一番近い的をついてて観やすく感動できるのが、
ディズニーなのではないんでしょうか??
ピーターパンしかりピノキオしかり・・
世界中の子供に受けてる世界なのですが、
深く考えるとかなりシリアスで哀しい物語ですね。