65.古き良き映画といった印象 イタリア女性の活気が伝わってきます ラストに関して判断が分かれるところですが あえて有耶無耶にしているところが大人っぽさを感じます 描きたいところはそこじゃなかったのでしょう どのキャラもセリフもとても好印象でした この監督さんでのオススメはこの作品です 【ぐりこ】さん [DVD(邦画)] 9点(2023-07-22 17:33:27) (良:1票) |
64.子供の頃はジブリ作品を良く観ていたが、この「紅の豚」だけは一度きりしか観ていなかった。感想もつまらないというかよくわからないだったと思う。 しかし、大人になってから観返すと、主人公に凄い共感できるし、なんて渋い映画なんだと驚かされた。最近の映画はなんでも台詞で説明しすぎる。この映画はどうだ?何故豚が主人公であるかも説明されないではないか。たぶん、私が思うに豚じゃなくても良かったんだと思う、人間じゃなければ。つまり、人間であることに疲れてしまったんだろうね。ポルコという男はさ。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2016-09-07 09:33:01) |
63.《ネタバレ》 ジブリでもっとも好きな映画 とにかくセリフが珠玉 ポルコのハードボイルドなダンディ振りは尋常じゃ無い 「粋」って我慢なんだなってはっきりわかる貴重な映画 債券を勧められた銀行員に「そういうことは人間同士でやんな」と吐き捨てる カッコよすぎる 唯一ポルコを昔の名前のマルコと呼ぶ熟女の方のヒロイン、マダム・ジーナが「飛行機乗りは女を桟橋の金具ぐらいにしか考えてないんでしょう!」というセリフもグッと来る この後でポルコが「飛ばない豚はただの豚だ」という超有名なセリフで切り返すが、自分はこの直前のジーナのこのセリフが好きだ そもそも今の時代に自分を金具と表現する女は存在しない、男の憧れを乗せたノスタルジックなこのセリフは抜群の破壊力 武器屋の坊主が親方に「戦争と賞金稼ぎとどう違うの?」と問うと(どっちも殺し合いでしょ。ということだろう)親方が「戦争で稼ぐ奴は悪党だが賞金稼ぎで稼げない奴は能無しだ」とほざく 戦争は嫌いといいながらも戦闘機描写や重機関銃やら弾丸やらの描写が非情にリアル ここでも「風立ちぬ」でも思った、宮崎駿の武器オタク振り 戦争は嫌いだが戦闘機や武器はカッコいいぞという気概が透けて見える とにかくシナリオの出来が神懸かっている これまで何度見直したかわからないが「さくらんぼの実る頃」を聞くとまた見たくなる傑作 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2015-02-18 10:48:22) (良:1票) |
62.《ネタバレ》 ハワード・ホークスの豪快で楽しい航空映画を思い出す傑作! 橋がいくつもかかる川から飛行艇をブチ上げる! アニメーションだからこそできる無茶なシーンだ。 縦横無尽に駆け抜ける飛行艇。 陸の上や船乗りには無い「男の戦い」がそこにはあった。 舞台は第一次大戦直後のイタリア。 空を飛び交う戦闘機乗りたちがプライドと命を賭けてドッグファイトを繰り広げる。 そこに「魔法で豚になっちゃた」というファンタジーをねじ込む! だのにちっとも違和感が無いのは何故だろう? 先に散っていった仲間たち。 一人だけ生き残ってしまった自分を恥じ、人間の「マルコ」を自分の中で殺し、「豚」として生まれ変わった「ポルコ」。 「戦争は人間同士でやりな」はポルコにしか言えないセリフだ。 こんなにカッコイイ豚がいてたまるか。 ストーリーは血潮が飛び交うような殺伐としたものは少なく、ポルコ(マルコ・パゴット)と空賊たちの微笑ましい「大喧嘩」。 だって空賊が子供誘拐すんのに「はぐれたら可哀想だろ!!」なんて言うんだぜ? 人質も盾にする気無し。 賊やるよりも保育園開業した方が長生きしそうな奴ばっかりだ。 オマケにポルコとフィオとジーナとカーチスの四角関係ときたもんだ。 何? 弾が切れた? そんな時はレンチとクロスカウンターよぉ! 顔をデコボコにして殴り合う! 「おっさん」と「じいさん」と「未亡人」と「女の子」しかいない映画。 そこがいい。 森山周一郎の渋みのある演技も味わいがある。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-20 20:24:44) |
61.「ファシストになるより、豚の方がましさ」。空と海の「青」、映画全体から漂う「哀愁」が良。パスタとか札束もくすぐる。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(邦画)] 9点(2014-07-15 09:50:51) |
60.きゃーっ!豚さんよう! 序盤から台詞回しが痺れる。 おときさんの歌声の良さに気づいた今だからこそのレビュー。 ぶたかっこいいぶう。 【おでんの卵】さん [地上波(邦画)] 9点(2013-10-02 00:21:22) |
59.好きな映画。粋でカッコイイ。何度観ても爽やかな気分になれる。 【ぐっすすっす】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-01-23 00:46:14) |
58.《ネタバレ》 この映画をはじめてみたのは、20歳の時でした。 その時の感想は、「バカが空中戦をやっている映画」というキャッチコピーを受けて、「バカが海の中で殴り合っている映画」というような印象が強かったように憶えています それからの20年間の中で、部類の飛行機好きな私は何度もこの映画を見て、次第にこの作品の登場人物の経緯を非常に少ないセリフと描写で説明していることに気づきます ポルコは少年時代センセーショナルに登場した空飛ぶ機械に憧れ、冒険旅行家になるべく17歳の時に初飛行までこぎつける、が、飛行機は戦争の道具としてしか用いられることがなく、フェラーリンのようにはなれなかったので、自営正義の味方という豚になる魔法を思いつく 一方、幼馴染のジーナは歌を歌うことが生きがいな少女で、その純粋で少年の心を忘れられない、マルコをずっと想い続けていたが、待ちきれず何度も結婚してしまう 飛行艇を修理した帰りのホテルアドリアーノの庭とアクロバット飛行で、鮮明に描写かれており、大人になったつもりでいるマルコとジーナの心を純粋な時代の記憶でいっぱいにします (私はそのシーンでいつも泣いてしまうのですが・・・) 宮崎監督の照れ隠しなのか、現代風のドラマチックなラストを避けたところに、なにか監督の本当の優しさも感じます、もちろん宮崎作品ではコミック版のナウシカと優劣をつけがたいほどの堂々1番な作品で、公開当時の変なキャッチコピー群がマイナス評価です(特にプロデューサーのは予告編などは劣悪でした)、もうひとつのマイナス評価は雲の平原の所での蛇足です もし、この作品がなかったとしたら、私は少なくとも宮崎監督のことをちょっと違って見ていたと思います 他の宮崎劇場作品では決して見ることのできない普通の人間としての人生の難しさや優しさを(金貨半分くれてやる--フェラーリンの道案内,etc.)繰り返し見ることによって(...)味わうことができます... そしてこの映画が飛行艇による空中戦の映画などではなく奥ゆかしい人たちの恋愛映画であることを発見します 【psw】さん [映画館(邦画)] 9点(2012-05-15 19:53:19) |
57.大人になって、この作品がわかる様になった、、と、多く語られている。 公開当時、もう大人だったんで、充分にこの作品を味わっていたつもりだったんだが。。 じじぃになって、また観て‥…。。。。。 もう、参った。 …公開当時、既に”じじぃ”だったヒト達はこの映画(アニメなんて)知らないんだろうなぁ。 【GUSUTAV03】さん [地上波(邦画)] 9点(2012-04-07 06:28:43) |
56.《ネタバレ》 空賊たちが好きすぎ。宮崎駿監督作品の悪役は魅力的すぎます。楽しそうで憧れる。 冒頭の誘拐するシーンで女の子に「仲間外れにしちゃあかわいそうだろうが~」っていいヤツらすぎでしょう。 しかし「飛べねえ豚は、ただに豚だ」も名言ですがフェラーリンが豚肉を見て「飛んだところで豚は豚だぜ」と返してくれるのもいいですねえ。キャラクターを愛してやまない傑作です。 【ヒナタカ】さん [レーザーディスク(邦画)] 9点(2010-12-05 00:36:10) |
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55.あぁ面白かったなぁ。こんなに面白い映画だったんだぁ! 初めて見て以来だ。その時はまだ小学生で意味分かんなくて面白くなかったケド、今ならどうかなと軽い気持ちで見たらなんと面白いことか! そして豚sanが超カッコよく見えた。あの時はなんで豚なのぐらいにしか思ってなかったのに・・・ あぁ見てよかった、ジブリ映画で一番好きになってしまった。ラストの加藤登紀子さんの歌も素敵でした。 【まおあむ】さん [地上波(邦画)] 9点(2010-07-03 22:01:00) |
54.挿入歌と主人公のブタがカッコよすぎ。一般人受けは難しいだろうけど、それに挑んだ宮崎監督は凄いと改めて思いました。 【民朗】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-08-30 18:51:14) |
53.アドリア海に赤い飛行機を飛ばせば、あとは余興のようなもので。宮崎監督の数あるポケットの中からさくっと古き良き世界を取り出したところじゃないかな。 【michell】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-07-29 13:16:55) |
【くまさん】さん [地上波(邦画)] 9点(2007-06-03 08:01:29) |
51.見た目や外見なんかじゃない、男のカッコよさ。 主人公はもちろん、それ以外の登場する男性陣もカッコイイ。 ジブリお約束の美少女キャラは、この映画ではただの飾り程度。 男のロマンと、男臭さと、男心をくすぐる映画。 加藤登紀子のエンディング「時には昔の話を」は鳥肌物。 子供の時にはただ漠然と面白かっただけだが、 大人になってから見るとさらに格別。 アニメーションだからとは侮れない逸品。 【愛野弾丸】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-05-04 17:46:29) |
50.《ネタバレ》 経験じゃなくてインスピレーションですか!?ベテランのポルコが言うからこそカッコいい!あ~あ、アドレア海の空賊の仲間に入れてください。 【ホットチョコレート】さん [地上波(邦画)] 9点(2006-04-30 17:49:31) |
49.《ネタバレ》 ジブリ作品で今まで観ずにいた作品。すげぇ感動―――。なんじゃい、素敵ではないか!!!ポルコがかっこよくて、音楽は久石氏で最高で、いうことなしです。そして最後はちょっぴり切ない。ジブリ作品で上位に入ります。時間的にもちょうど良かったです。人間ていいもんです、と思わせてくれました。 【まるばな】さん [地上波(字幕)] 9点(2006-02-25 14:07:58) |
【午後のコーヒー】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-26 22:39:41) |
47.「アニメとは本来ミスマッチを描くもの」誰が言ったか覚えちゃいないが、つまり綺麗好きのブタが空を飛ぶってことです。宮崎作品でとうとう本物の飛行機が空を飛ぶ作品。「どれだけ爽快に飛ばすか?」ってのを期待して観たんだけど、そこを華麗に裏切るオシャレな作品です。会話からの逆算で30代後半だと思われるブタ、ジーナ含め登場人物がシャレのわかるカッコイイ大人。前作「魔女の宅急便」で思春期の少女を描いた次がこれだもの。宮崎駿とスタジオジブリ、アンビリーバブルッ!! 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-14 04:47:52) |
46.《ネタバレ》 「飛ばねぇ豚はタダの豚だ」本作の中でポルコが言い放つ台詞である。この言葉を表面的に受け取ってよいのだろうか?これが彼の本心から出た言葉なのだろうか?一見自虐的にみえるこの台詞も、自分には彼のパイロットとしての矜持が感じられる。かつてアドリア海のエースパイロットとして名を馳せた彼のことだから飛行技術は誰にも負けない自信があった、いや、むしろ今現在もあるのだろう。「俺はタダの豚だ」ではなくて「飛ばねぇ豚はタダの豚だ」という言い回しは実は、「空に出れば俺は誰にも負けねぇ」という自信の表れなんではないだろうか?昔大切な人の婚約者でもある友人を守ってやれなかったことが負い目となっているのだろう。だからこそ率直に自信をのぞかせるのではなく自虐的な言い回しになっているのだと思う。そしてそれがジーナの気持ちに応えられないという結果にも繋がっているのではないか?そんなある意味心を閉ざした彼が純粋無垢なフィオと出会い、次第に過去の自分を取り戻していくというのが本作の見所だろう。そして彼は最後に人間に戻った、本当の自分に。 【8823】さん [地上波(字幕)] 9点(2005-11-01 17:41:58) |