1.この手の映画で泣くわけないと思っていたけれど、庭先での写真撮影のシーンでふいに泣けて、そこからはもう、涙でかすんで画面がよく見えないくらい泣きました。
「愛してる」なんて言えないぶっきら棒な夫の、この上ない愛情表現に、もう嗚咽さえしましたよ。
ストーリーなんかはさておいて、主演のふたりの醸し出す空気感がもう抜群にいい。
自然で愛らしくて切ないことこの上ない。
そして、特別派手なエピソードがあるわけではなく、日常的な出来事や会話を積み重ねることで、夫婦のドラマを紡いでいく構成は本当にうまい。
それにしてもこんなに泣いたのは久しぶり。一人で観ていて良かった。