50.ダスティンホフマンの演技にしびれます。ヒューマンドラマとしても、ロードムービーしても語り継がれるべき名作。 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-14 12:49:44) |
49.《ネタバレ》 ダスティン・ホフマンの名演技は本当にサヴァン症候群に見える。 人より劣っているように思われていた知的障碍者が特異な記憶力を発揮してカジノで荒稼ぎするのは痛快。 一番好きなシーンは、チャーリーがレイモンドにダンスを教えるところ。 踊りながら「なんだかバカみたいだ」と呟くチャーリーが笑える。 兄を金づるとしか見なかったチャーリーの顔から、兄弟の愛情に目覚めていくにつれて険が取れていく。 ラストの別れは切ないが、施設で暮らすのがベスト選択だろう。 ありきたりなテーマながら脚本が良くできていて、主演二人の力演と共に物語に引き込まれる。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2014-03-11 17:42:19) |
48.物凄く久しぶりの鑑賞でした。大分記憶があやふやな部分もありましたが、多分昔見た時よりも今回の方が感動したような気がします。 父の遺産目当ての下心で始まった旅ですが、旅の中で兄弟の遠い記憶を辿り、兄の存在を知らず父と縁を絶って生きてきた弟が家族愛というものを知り、弟の下心が真心に変わっていく過程を実に丁寧に描いています。 大ごとにせず、小さな描写の挿入で兄弟が少しずつ距離を埋めていく様を見せる。その1つ1つが素敵です。(終盤のホットケーキとシロップとか…ですね)その積み重ねが、最終盤での「兄貴が出来てうれしい」「僕の親友」と額を合わせる感動的な名シーンにつながります。 「レインマン」と言えばダスティン・ホフマンの名演技がまず出てきますが、むしろ本作は弟のドラマであり、演じるまだ若いトム・クルーズの漂わす雰囲気がとても良かったです。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-01-07 19:27:08) |
47.ダスティン・ホフマンに注目して観りゃあ、どうしたって「凄い役作りだよね」ってな事になる訳ですが、やはりここはトム・クルーズ。共演者である大俳優サマが、いくらそういう役だとは言え、目も合わせてくれず、演技のキャッチボールもままならず、と来りゃ、それはそれは大変だったんじゃないですかねえ。この映画の特に前半は、何だかバリー・レビンソンとダスティン・ホフマンが共謀してトム・クルーズを追いこんでいってるようにすら見えてきちゃう(妙にカメラが遠くに置かれるシーンが何度もあり、トム・クルーズを突き放すかのよう。ドッキリカメラの映像みたいだね)。チャーリーがレイを連れだした初日のホテルのシーン、誰に電話をかけても繋がらず、恋人にも愛想を尽かされ、孤立して焦っていく姿。そんな中で、映画中盤において、かすかな記憶がよみがえり二人の過去が重なり合う場面、これは感動的(いや、若い頃に初めて観た時には特にどうということも無かったんだけど、歳食うと、こういう「遠い過去」の話にどうも弱くなるもんです)。二人が並んで歩くシーン(チャーリーが前を歩くけどカメラが遠いので並んで見える)、二人が並んで車に乗るシーン、二人の視線が合わさることはなかなか無いのだけど、最後に二人は向き合い、額を合わせる。映画が最後、どのような結末を迎えようが、このシーンがあればもう充分、ですよね。では最後に一言。ブラックジャックでカウンティングやってるのバレたら、彼らみたいにカジノからツマミだされますからね。ご注意。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-12-26 22:58:27) |
46.「映画っていうものは感動的なものだな」と、具体的な実感を初めて伴ったのは、民放の洋画劇場で観たこの映画だったような気がする。 そして、「名優」という形容を覚えた対象も、今作のダスティン・ホフマンを見たときだったと思う。 過去に何度も観た映画だったが、数年ぶりにこの映画を観て、改めて「名作」という呼称にふさわしい作品だと思った。 名優ダスティン・ホフマンの出演映画は、この作品以前のものも以降のものも沢山観てきたが、この映画の彼が、個人的にはもっとも“しっくり”くる。 それくらいこの映画で“レイモンド”を演じた彼の演技は素晴らしく、紛れも無く映画史に残る名演だと思う。 同時に、久々の観賞においては、若々しいトム・クルーズの存在も印象的だった。 大俳優の圧倒的な演技に対峙し、自らに与えられたキャラクターを見事に表現している様には、彼がこの後更なるスター俳優となっていくことに対する必然性を感じた。 この映画が、1988年当時の新旧スター俳優の高いパフォーマンスが最高の形で融合した「傑作」であることを再確認できた。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-06-15 14:12:39) |
45.《ネタバレ》 一見おかしな兄と、一見まともな弟。しかしストーリーが進むうちに、実は逆なのではないかと気づかされる。人を傷つけることを極度に恐れ、施設に入った兄。それに対し、異様なまでの自己中心性、それを修正する機会なく大人になってしまった弟。恋人に愛想をつかされ逆ギレするシーンや、ラストで精神科医相手に激高するシーンは、その事実をこれでもかというぐらい観客に見せ付けた。弟の、兄に対する視線が「蔑視」から「尊敬」へ変化していくのは、彼自身の成長をものがたっているのではないか。 【九寨溝】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-20 23:46:50) |
44.ホフマンの演技は言わずもがなですが、トムクルーズの弟役良い味だしてた。じわーっっとくる感動映画です。 【zack】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-12-03 12:32:56) |
43.D・ホフマンは前評判どおり、完成度の高い演技、脱帽ものだ。病気の性質上どんなことがあっても変わらないライフスタイルと言う設定でありながら、ストーリーが進むにつれ、弟とかすかに交流していくという静かな変化を演じている。それはホフマン同様監督の素晴らしさともいえる。ただ、この映画で一番驚いたのはトム・クルーズ。欲とコンプレックスにより兄に会いに行く虚栄心と傲慢さ、兄への苛立ち、兄への想い、愛おしさという弟の心の変化を実に丁寧に描いている。ホフマンが動かない役なののでトム・クルーズがすべてのストーリーを進行させる、いわば一人芝居である。名優と評判高いD・ホフマンに対し、一人で怒って、泣いて、笑っているのだ。私の頭の中にあった「単なる2枚目俳優」のレッテルを完全に払拭してしまった。2枚目でも、3枚目でも、悪役でもハリウッドの層の厚さを実感した。 またエンドロールではそれまで撮った兄の写真を紹介しているが、ほとんどの写真に兄の大好きな「数字」がなにかしら写りこんでいる。この数字はおそらく兄にとって弟との旅そのものであり、遠く離れた生活でも弟を思い起こさせるには十分なものかもしれない。深い演出だ。 【やしき】さん [試写会(字幕)] 9点(2009-11-17 05:47:13) |
【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-29 18:39:56) |
41.《ネタバレ》 初見は「タップス」だったトム。出世作「トップ・ガン」で急に垢抜け、日本でもブレイクしたトム。日本人好みの外国人、しかし昔のアニメのヒーローみたいなルックスでアイドルという感じだった。それが「レインマン」という演技力が重要な映画に登場し、それまでのイメージを変えたように思う。オスカーを意識し始めたのもこの頃からなのかもしれない。作品のほうは自閉症というそれまでには扱われなかった題材でもあるし、ダスティン・ホフマンの演技、しかもロードムービーということで最後まで飽きることなく観られました。最初は自閉症の兄に対して、どう対応してよいのかわからず振り回されるトムでしたが、レインマンとは兄の名前レイモンドだったと幼いころの記憶が蘇るあたりから兄弟が心を通わせていく。このくだりはジーンとくる。最後はちょっとほろ苦く、それでも暖かい気持ちになれました。列車に乗り施設に帰る兄を見送るシーンは泣けた。 【envy】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-12-19 00:18:23) |
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40.ラスベガスのダンスとドライブのシーンが好きです。ずうーっと怒ってばかりでちぐはぐしていた二人の関係でしたが、このシーンは「束の間の~」って感じで安心して観れました。個人的にはクルーズ経由レインマン着でホフマン航空に辿り着きました。ホフマンはいいよ~、みんなも観よう!ホフマン映画を。特にお勧めは、「パピヨン」「レニーブルース」です 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-08 18:14:55) |
39.深刻になり勝ちのヒューマンドラマをロードムービーとして描くことによって、感動と爽快感の両立に成功している。間違い無く名作である。見所はやはりダスティン・ホフマンの怪演だろうか。コミカルでありながら物悲しさも伝えてくる。笑ったり、考えさせられたり、感心させられたり、とにかく凄いとしか言いようがない。 【もとや】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2007-10-03 05:25:21) |
38.ダスティン・ホフマンの圧倒的存在感を前に、トム・クルーズは希薄に。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-08-01 04:59:16) |
37.《ネタバレ》 ある有名は俳優が何かのインタビューに答えていたのを思い出しました。「精神的に障害の有る人物を演じるのはさほど難しい事では無い、彼らの人物像には有る一定の特徴が有り、それを前面に押し出して演じれば、誰でも名演技に映るもの」確かにそうかもしれない、例えば、“フォレストガンプ”のトム・ハンクスや“17歳のカルテ”のアンジョリーナ・ジョリーはアカデミー賞に輝いているし、“アイアムサム”のショーン・ペン、“レナードの朝”のロバート・デニーロ、“ビューティフルマインド”のラッセル・クロウ等も精神障害者を演じてノミネートされている。彼らは確かに名優では有るが役どころに恵まれた部分もあると思う。この映画のダスティン・ホフマンも同様であり、確かに演技は上手いと思うが、この映画の核となったのは、トム・クルーズ演じるチャーリーではないかと思う。確かに役どころは、金目的の狡賢い青年だが兄に対する思いへの移り変わりを見事に演じていると思う。儲けさせてもらったからとか、金になるからとかの理由が有ったとしても、最後に兄を送り出すときのチャーリーは、血の繋がった家族がこの世に存在していると言う安らぎ感が漂っていた。 【みんてん】さん 9点(2005-01-16 19:22:29) (良:2票) |
36.《ネタバレ》 淡々としていて、あっさり終わる。内容からしてもっと盛り上げられるだろうに、そうしなかったところが好き。兄を引き取って暮らすというラストにはならず、名残惜しげに見送るチャーリーと、いつも通りのレイモンドというのも良かった。特に好きなのはチャーリーの「サノバビーッチ!!」、レイモンド=レインマンだと分かった翌日、静かに車を走らせるシーン。余韻が良い大好きな映画。 【みち】さん 9点(2004-03-23 22:50:24) |
35.ダスティン・ホフマンの演技は素晴らしかったしトム・クルーズも良かった。内容も嫌味を感じさせるものではなくむしろ爽やかな感動を感じた。自分だけだかもしれませんが兄弟ってお互い感じるものってあるんだなーって改めて感じた。名作でした。 【ゆきむら】さん 9点(2004-03-17 02:10:55) |
34.Kマートのパンツ…そう、男には決して譲れないモノがいくつもあるんですよ。変なこだわりっていうかね、クルマにしても食べ物にしても いくら同じモノでも何かが違うと嫌なもんです、あれは一体何なんでしょうね、スゴく分かります。6日間だけの兄貴なんて…っていうくだりはいいですね。別に涙は出ないけど、訴えかけるものは大きいです。ラストはもう少し違うように記憶してましたが、あんな感じでしたっけ?タイトル◎ 【HLB傭兵】さん 9点(2004-03-02 10:50:32) |
33.この映画はダスティンとトムの演技の素晴らしさに尽きる。ほとんど二人芝居状態だがダスティンはもちろん、トムがそれに負けずとピカピカ光ってるのが印象的。スターのオーラを感じる。利己的な理由から強引に兄を連れ出したチャーリーが、自分の記憶の薄いところを話す兄に初めて事情を知って心を通わせるシーン、ラストでチャーリーは兄を理解し駅で見送るシーン、弟は最初とは全く気持ちが変わって万感の思いでいるのに、兄は状況も理解できないので弟の顔を見ることもしない。弟の気持ちが分かるので、なおさら自閉症の人と関わることの難しさを感じて泣けた。 【キリコ】さん 9点(2003-12-20 19:21:49) |
32.昔、学校サボッて観に行った。観終わったあと映画館に時計を忘れたのを思い出します。この映画で得た教訓は2つ兄弟仲良くと学校サボッちゃダメってことです。 【ケジーナ】さん 9点(2003-12-14 20:34:47) |
31.《ネタバレ》 素晴らしい演技を堪能する事ができ、笑うことができ、ちょっぴり感動する、たくさんの楽しいものが詰まった小箱、という感じ。レイの不思議人間ぶりが、しつこすぎて飽きてしまうギリギリの丁度いいラインまで引っ張って描かれることに、役者と監督の手腕を感じました。また最期が、「チャーリーがレイを引き取って仲良く暮らす」という結末に終わらず、あの「電車に乗って去って行く」シーンで終わるという筋に、きちんと現実を見つめた映画と好感が持てました。きっとああした方が、これからの二人の関係は上手くいくはず。また、広大な大地を走るあのアメ車のシルエットが、外車好きな私にはたまりませんでした。可愛い! しかもチャーリーが車の事で家出しておきながら、自分も自動車関係の職業に就いているという所が、いい設定でした。私は、この映画大好きです。 【ともとも】さん 9点(2003-12-13 18:37:24) (良:1票) |