10.1980年代東西冷戦の終盤、ソ連の新技術の実現により、一気に緊張する両国。
しかし、その新しい潜水艦には考えの違う艦長がいると知り、CIAの分析官は
亡命ではないかと気付く・・ それをどうやって探り対処するかを描いた映画。
見せ場は多くないし、特撮もチープだが、俳優の重厚な演技でグイグイ引き込まれる。
単に敵艦を沈めてしまえば、新技術ではロシアが優位のままで解決ではない。
そこが、最後のまどろっこしい流れの真意であり、ドンパチだけに期待すべきものでは
ないところだ。当時1回目に見た時は、そこが消化不良で大して記憶に残らなかったが
見返すたびに、各配役の心情が読めて感動が深くなる。 これは名作です。