1.前半はいかにも80年代角川映画って感じで、その独特の雰囲気、音楽のつけ方に違和感を感じたんですけど、後半になってくると話が引き締まってきますね。蟹江敬三が良かったです。(6点)<2006.9.3追記>久々に観たら、すごく面白くてびっくりした。多分↑のレビュー書いた時は、ちょっと斜に構えてたっつうか、「角川映画なんかに高得点つけたらバカにされるんじゃないか」とか、思ってたんだろうな(ニガ笑)。考えてみるとこれは「ゲロッパ!」に先立つ井筒監督のヤクザ映画(というか、つかこうへいの、仁侠映画に対するオマージュか?)。人間臭くてどこか愛嬌のある人間の描き方はさすが井筒監督だし、後半の蟹江敬三が無茶苦茶カッコ良い。教会での篭城のシーンも迫力満点。陳腐な言い方だけど、本当に笑って泣ける、良質の娯楽作だと思う。