2.《ネタバレ》 『同時上映のワンピースを喰った』『数多の映像関係者(非アニメ含む)が絶賛』『これを見てデジモン(TV版)も見るようになった』等の伝説を残した作品ですが、十分うなずける内容でした。
抜群の戦闘描写、ストーリー構成、『デジタル』と言うキーワードを使った設定(大量のメール受信でデジモンのレスポンスが低下するとか)とそれを利用した戦略。
あれだけの内容を僅か40分に収め起承転結(おまけに時間軸を現実(視聴者)世界とリンクさせる芸の細かさ)を作り出した、まさに神懸り的な才能を見せ付けられました。
ただし、気になる点もちらほら。
まず、ボスのディアボロモンに魅力が無い。最終的に核ミサイルを発射させたり、数万体でリンチをかけたりと、『存在』は凄いのですが、究極体のデザインが微妙。
進化途中に攻撃するのは悪くないのですが、2回も同じ失敗をする光子郎(一番頭良さそうなのに)。
上に書きましたが、相当濃い内容を短い尺に収めているので『無駄』は極力省くべきなのは分かります。レギュラーの出番が少なくなるのも分かります。しかし、それでも出て来て欲しかった・・・・・・・・・ゴマモン。
総合すると7点ですが、細田監督の才能に感動して+1点。別のレビューでも書きましたが、TV版のその後的な内容が大好きなのでさらに+1点。
TV版も個人的にはお勧めですので本作とセットで御視聴ください。