7.《ネタバレ》 母娘対面の場面、原田美枝子(娘)が呟くたった一言、私これより凄い演技を邦画では観たことがない気がしますね。モチロン序盤からの凄惨な描写にせよ、それを背景として踏まえつつのラストではありますが、見所はココに尽きるかと。 音楽もイイですね。物侘しい弦楽は思い焦がれるも得られなかった母の愛に対するノスタルジイを強く想起させます。エンドロールの曲も好きですね(クレジット観たら千住明なのですね、納得のクオリティです)。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-01-09 14:46:56) |
6.よかった。知ってる人は知っている、近所のおっちゃんに大人気のおかみさんもいい味出してるラーメン屋さん(とんこつ)に来た感じ。あ~、いいねっ。と言います。 【おでんの卵】さん 9点(2004-02-13 23:28:56) |
5.さまざまなメディアで「児童虐待」が話題になってから何年くらい経つだろう。ただ、表面化してきたのが最近というだけで、根深く暗い理由のもと、昔から連鎖的に繰り返されてきたことなのだろう。うるさいメディアの声で臆病になり、ビデオ化されたこの作品をいち早くレンタルした時、私は妊娠5ヶ月だった。自分でもちょっと冒険だと思った。戦中戦後の嵐のような時代を潜り抜け、心から愛する男との間にもうけた子供を猛烈なやり方で虐待する母の姿は、憎らしく、痛ましくもあった。彼女が暴力を振るう理由が知りたくて、暴力シーンも我慢しようと最初に誓ったが、物語に惹きつけるものがあり逆に止められなくなってしまった。理由についてははっきりとはわからなかったが、ラストのバスのシーンはそれまで我慢して暴力シーンを見てきた後のご褒美のようだった。虐待を繰り返さなかった主人公に、すっきりと賢く育った娘が言うセリフがすべてを救った。あの時期に見てよかったと思う(人には勧めないが・・・)。そして、二役を演じた原田美枝子が数々の賞を受賞したのも納得がいく。すばらしい力作です。 【のはら】さん 9点(2004-01-06 00:13:24) (良:1票) |
4.心理的に興味のあるテーマだったので重い映画だとは思いませんでした。愛を乞うひとは果たして誰だったのか?それが伝わるシーンが冒頭とラストあたりで同じシーンなのに微妙に違う部分が映し出されていて胸に染みました。ラストのさわやかな終わり方も良かった。 【クラリス】さん 9点(2003-06-11 10:01:54) |
3.評判に負けない名作でした。原田美枝子さん上手いですね~再会の時、母豊子は何を思ったんでしょうか・・・最後のさとうきび畑の空が青くなかったのは何故でしょう? 【クロマス】さん 9点(2003-01-24 00:03:31) |
2.日本映画としては久しぶりに力の入った、そして完成度の高い作品でした。原田美枝子の演技は鬼気迫るものがあり、虐待シーンの執拗さには目を覆いたくもなりましたが、雨の理髪店でのシーンでは鏡を前にして二役を見事に演じ分け、合成技術の進歩と共に優れて印象深い名場面となっています。 【ドラえもん】さん 9点(2000-10-12 00:35:48) |
【なお】さん 9点(2000-06-27 02:07:57) |