19.「夢なのか現実なのか?」っていうストーリーは腐るほどあるけど、この作品は単純にそれだけじゃない何かがある・・・気がする。こういう暗い映画好き。脚本が良いのでしょうか。何故だかハマってしまった。 【キャリオカ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-05 11:39:09) |
18.《ネタバレ》 初見はゴールデン洋画劇場で。幼心に病院のシーンがあまりにも怖くて、その恐怖心を緩和するためか次の日はクラスで顔をブルブルするのが流行って、脳震とうの子が出てしまい学級会になった・作品。大好き! 【マミゴスチン】さん [地上波(字幕)] 9点(2007-05-20 08:05:17) |
17.《ネタバレ》 死に際し自己との対話を果たす。この作品は単なる「夢オチ」映画ではなく、作中でも示唆されていたように、「死に逝く者の葛藤と最期の選択」を描いたものであり、ジェイコブの見た「狭間の世界」こそ、その人間の精神的本質が具現化された世界なのだろう。 あの世界における天使と悪魔の概念は、ジェイコブの人生の中で培われた「対外的な善悪の対立構造」と、「内在的な自身のニ面性」を象徴している。自分の中にある他者に対する怨みや憎しみといった負の感情は、自身の魂をも腐らせてしまう。それこそが悪魔の本質であり、それは決して「他者的存在」ではない。しかし思いやりや慈しみという感情をもって他者を「許す」ことは、いずれ自身の魂をも救うことになるかも知れない。そしてジェイコブは自分を縛る現世にあった善悪を含む事象のすべて受け入れることで、現世の因果から解放され、救われた気持ちで死ぬことが出来たのではないか。 ラストの彼の選択を「許し」と取るか、「諦め」と取るかは、その人個人の宗教観や価値観に左右されると思うが、死を見つめることが生の意味を問い直すことでもあるのは、誰にとっても共通のはず。生と死は表裏一体の関係。「生」を考えることは「死」を考えることであり、その逆もまた然り。戦争を含む、国家規模の犯罪に対する警鐘という意味合いもあると思われるが、私はこの作品からはもっとシンプルなテーマとしての「死生観」を受け取った。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-04-10 13:28:51) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 1度見て、良い印象だったので、もう一度見た。良かった。映像やストーリー展開が強烈な印象を残す作品。ラストは、登ってきたハシゴを、いきなり外される感じだが、不快感はなく、悪夢から開放された主人公とともに、鑑賞者の心も開放される。そして、それまでのシーンの断片をつなぎ合わせようとするのだが、無駄なことか、と諦めることになる。良いんだ、これで。悪夢は終わった。 【すぎさ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-28 22:40:48) |
15.《ネタバレ》 ティムロビンスは好きじゃないが、この配役は当たりだったと思う。体も心もゆるんだ感じ。 初めて見た当時衝撃を受けてからすっかりエイドリアンラインのファンに。首ふりオバケの挿入が死ぬほどこわかった。死ぬ前にはいろんなことが走馬灯のように現れるというが、走馬灯どころかこのような込み入った夢を見ているなんて。幼児のころ交通事故で死にかけた自分自身も、今現在この「夢」の中にいるのかもしれんなあ、と考え出すと、まさに哲学の分野ですな。そんなこと考えついちゃったラインはやっぱりすごいな。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-23 16:29:01) |
14.こうした作りの作品は数多かれど、その中でも傑作のひとつではないかと思います。また、先駆的と言ってもいいでしょう。単に反戦映画、或いは社会派作品と説明するだけでは到底足りません。この作品は、人間の心の奥深く、無意識の領域にある「人の生きる意味」について、静かにそして深く案内してくれます。何の予備知識も無く観るべきですね。 |
13.《ネタバレ》 現実感を失なった主人公と一緒に「非現実感」を共有でき、ラストでは階段をゆっくりと上っていく主人公に涙する。傑作。あ、ERのドクター・ベントンがコッソリ(でもない)出演。!ラブ!笑。 【aksweet】さん 9点(2004-03-11 01:08:03) |
12.御決まりでヒロインも綺麗だし、なんともまー、後味がよい、恐い映画なんでしょう。 【オドリー南の島】さん 9点(2003-12-16 19:46:40) |
11.《ネタバレ》 ティム・ロビンスの作品で一番好きです。映画選びに迷ったときはたいてい、同じ俳優ばかりチョイス。彼はなんというか、作品には恵まれてます。これは、ジャンルを、戦争としたものの、サスペンス色が強い。戦争映画は力作が多いから少しは観るんですが、残虐さや政治的なものがあり根本的には嫌いです。だけどコレは違う。まさに、本質をついている。戦争ものの中では一番よい。ホラーの話をしてて、話題に上がり借りたのですが、冒頭から戦場シーン。前半の全く関係ない画面に変わり、背筋が凍ったのを忘れません。けど、気になって仕方なく何回も巻き戻して観た。観た方ならわかりますね?地下鉄のシーンを。ラストでは感動と哀れみで泣きました。あまりによく出来た作品。普通こんなお話のラストは、後味悪いもんなんですが、よかったねと心から救われた。 【アルメイダ】さん 9点(2003-12-07 11:44:25) |
|
10.《ネタバレ》 やましんさんのご指摘通り、ルービンの脚本が素晴らしい。後の『シックス・センス』の元ネタとも言えるような秘密の作り方によって観客をひきつけつつ、死のビジョンを体感させ、最後には深い感動と問題意識をしっかりと胸にやきつけられてしまう。もちろん、豊潤な映像で地獄を具現化したラインの演出力、キャストの熱演もいい。無垢なカルキンくんも出色の出来。 【恭人】さん 9点(2003-11-28 13:39:29) |
9.いままでで一番恐怖を感じた映画。フラッシュバックで入る車に乗ってる変な人の映像がメチャクチャ怖かった。子供の頃熱出した時に見た怖い夢がそのまんま映像になったような不気味さ。ラストでダメ押し。 【mimi】さん 9点(2003-11-08 22:19:19) |
8.聖書やムズカシイ事は解りませんが、世界に引きずり込まれていく自分がいる事は解りました。同士討ちのシーンのマシンガンぶちかましてる所がやたら記憶に残ってます。 【venom】さん 9点(2003-01-12 18:25:33) |
7.見せるところと、見せないところの絶妙なバランスが最高。とにかく主人公がどういう状況に陥っているのかわからず、主人公とともに世界に引きずり込まれる感じがしました。いつのまにか、なぜか、世界が不気味に変容していくかんじです。日常だったはずの世界の不気味な変化の描かれ方はすばらしかった。反戦ホラーという言い方は、なるほど!って感じですね。反戦映画としてはオリバー・ストーンなんかよりもリアリティ(本当は幻想なんだけど(笑))もあるし。 【だれしゅか?】さん 9点(2002-07-16 10:56:31) (良:1票) |
6.悪夢のような映画。悪夢と現実が逆だったと気づかされる、バスタブに氷のシーンでもう戦慄。生理的嫌悪をそそるけど、奇妙に忘れられない、素晴らしい作品。 【RUR】さん 9点(2002-07-14 23:42:13) (良:1票) |
5.ストーリーに色んなファクターを取り入れながらも物語が進むに連れ収束して行くくだりは感動です。ベトナム帰還兵が後遺症に苦しむドラマと思わせておいて実はもっと根本的なところにテーマを置いているところがこの作品のすごいところでしょう。簡単に言えば反戦ホラーかな?登場人物の設定や名前が聖書に基づいておりたぶんこれが物語のキーとなるんでしょうが、その辺はよく解りません。ラストでマコーレ・カルキンが息子=天使の象徴として登場するシーンには痛々しい悲しみと昇天の如き感動を覚えました。 【さかQ】さん 9点(2002-01-06 07:20:31) (良:1票) |
4.ティムロビンスがカッコよかった。とても恐かった。何よりとても引き込まれました。大好きな作品です。 【YUP】さん 9点(2001-08-07 13:45:07) (良:1票) |
3.最初の5分でこの映画の世界に引きずり込まれてしまう。絶対お奨め! 【ケンズ】さん 9点(2001-06-30 01:37:13) (良:1票) |
2.「ギョギョギョ、(みんなのReviewにだまされた!)これはホラーではないか!」と、途中までおっかなびっくりだったけど、何だ、何が起こっているんだと、どんどん引き込まれてゆく。ベトナム戦争で使用されたとされる幻覚剤「ラダー」が引き起こす謎は、最後の光さす階段(ラダー)で昇華された。ジェイコブの安らかな顔は、ようやく家族の懐に帰った兵士の安堵に満ちていた。ネタバレになるのでこれ以上は言うまいが、ああそうだったのかとわかったとたん、泣けてしまった。これは忘れがたい映画になりました。 【ぶんばぐん】さん 9点(2001-06-18 13:59:38) (良:1票) |
1.とても好きな映画。DVDもでてるよ。アメリカ版「ねじ式」。ティム・ロビンスだ。みんなみてね。シックスセンスの作者はこれのまねをしたにすぎない。DREAMER! 【阿佐ヶ谷】さん 9点(2000-07-17 03:17:53) |