3.《ネタバレ》 個人的に初めて見た映画作品だったので思い入れは深く、20年ぶりくらいに大人になって見ても懐かしさも相まって泣ける作品でした。
自分が学校を休む度に録画していた本作を見ていたので、好きなシーンがたくさんありすぎて挙げきれませんが、その中で特に感情的になってしまう2つがあります。
一つは挙げている人も多いと思いますが、ドラえもんのタンク突撃シーン。天上人達の命には代えられないという台詞と突撃するその勇ましさに、またドラえもんが好きになります。(密漁4人組には当時も腹立たしかったですが、今見ても腹が立ちました笑)
もう一つはのび太が故障したドラえもんを連れて鳥に乗って王国へ帰ってくるシーン。故障したドラえもんのコミカルさと、のび太がドラえもんに頼らず一人で頑張らなくてはいけないという状況。そして絶対にドラえもんを直したいという強いのび太の気持ちと2人の友情。鳥に乗って帰れるのか?と思ったら、あの「ごはんだよー」の道具が伏線になっているとはもうホントに恐れ入ります。そして王国内に帰ってきた時に「雲が行くのは」の音楽が流れて僕も涙が流れます笑
藤子・F・不二雄先生は本作あたりの時期には、もう体を悪くされていたのでしょう。彼の環境問題についての強い訴えも伝わって来、子供当時は強い影響を受けましたし、そういった社会的な意味でも良い作品だと今見ていても思いました。