153.みんシネで観た映画のコメントを残すようになって10年以上になりますが、
まだ「ダイ・ハード」が未投稿ということは、10年以上ぶりの再見ということになります。
さて、その10年以上ぶりの鑑賞の感想は、やっぱり「面白かった~!」ですね。
一難去ってまた一難が息つく間もなく繰り返され、その1つ1つに無駄が無くあっという間の130分。
複雑な構造を持つ高層ビルという作品の舞台を見事なまでに活かしきっている。
ビルの内部の当事者だけでなく、外部の人間も見事なまでに活かしきっている。
特に「相棒」の使い方が素晴らしい。マクレーンとの無線を介した相棒の昔話。
やっと全てが終わったか・・・。と思ったら最後の一波乱。
そこで相棒の昔話を最後の最後に活かし、最後の最後まで見る者を楽しませる脚本の妙。
そしてラストに登場するのは、存在を忘れかけていたファンキーなリムジンの運転手。
アンタも本作に欠かせない立派な登場人物だったぞ。
マクレーンの人間臭いキャラと共に、さりげなく挿入されるユーモアのセンスも素晴らしい。
アラン・リックマンは少し前にこの世を去りました。ブルースも60代になりました。
本作の中の2人は当然まだ若く、公開から30年以上の時が流れたことを感じさせますが、
「ダイ・ハード」の面白さは少しも色あせていないことを再認識させてくれた10年以上ぶりの鑑賞でした。