1.《ネタバレ》 今年ベスト級、めっっっちゃ良かったです。
主人公であるダメなおっちゃん(アベンジャーズのTシャツが眩しい!)もさることながら、脇役陣の魅力が完璧。へっぽこの弁護士であり、5人の子どもの父親である太っちょの親友はかなり良い味。ふらふらと外に出てくる子供に顔をペチペチプヨプヨされるところは、親父の大変さと面白さを同時に表しているような最高のシーン。
家族や、子どもたちも素晴らしい。特に恋人の笑い方の愛嬌にやられる。
普通に生きてたら、僕らはそこまで大勢の人間の人生に関わっていったリはしない。スターバックは、想定外に大勢の人間の父親になってしまった。スターバックスは子どもたちの力になってやろうと軽い子持ちで奮闘するが、そんなものは自己満足でしかなかった。多数の人生を知り、責任を知り、彼は成長していく。子どもたちは、彼以上にずっと大人であった。
きっと子どもたちは早い段階で気づいていたんだろうな、と思うとこれまた暖かい気持ちになるのでした。
良い人間に囲まれていたおかげで、ダメなヤツである彼の人生は恵まれたものになっていくのだが、それも自身が善良であり、人に好かれる人物であったこそでもある。
うむ、良かった!!