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Room
2015年アイルランドカナダ上映時間:118分
平均点:7.21 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-04-08)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2016-02-05)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2019-09-24)【Olias】さん
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監督レニー・アブラハムソン
キャストブリー・ラーソン(女優)ジョイ
ジェイコブ・トレンブレイ(男優)ジャック
ジョアン・アレン(女優)ナンシー
ウィリアム・H・メイシー(男優)ロバート
ショーン・ブリジャース(男優)オールド・ニック
野沢由香里ナンシー(日本語吹き替え版)
原作エマ・ドナヒュー「部屋」
脚本エマ・ドナヒュー
音楽スティーヴン・レニックス
撮影ダニー・コーエン[撮影]
製作総指揮エマ・ドナヒュー
配給ギャガ
あらすじ
小さな部屋でそこから外に出ることなく暮らす母子。窓はなく自然の光が入るのは天窓だけ。日常を暮らすには足りる最低限の衣食住。しかしある日、母子は外の世界に出ることになる。そこで二人を待っているものは…。実際にあった事件をモチーフとしたエマ・ドナヒューの同名小説を映画化。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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4.《ネタバレ》 何しろ良く出来ていると思うのはやはり、部屋から脱出してもその後万端良い方向に運ぶ訳では無いという展開。冷徹なリアリティを生み出すと共に、「世の中というのは誰に対してもそんなに優しいばかりではない」という示唆的なメタファーだとも感じられる。

このリアリティも相まって、全編この上なくシビアで深刻な苦しさに満ちた作品でもあり、観ていて楽しいという作品でないのは間違いないし、珍しく何度も辛くて泣きそうになったが(後半、部屋から出た後の方がむしろ辛かった)、その苦しさによって、もう一方でこの映画の中に描き込まれるポジティブな人間性は、より真実性を増して心に強く感じられるように思う。親子の愛、子供の純粋さ、再生に向かう人間の逞しさ、そして弱さ(弱さというより、人間の慈しむべき優しさであるように思う。他者を憎まないために、人間は弱さを持つのだろうから)。個人的にはジャックを受け入れられない父親のシーンが、一番感情を揺さぶられた(演技も良かった)。重ね重ね、決して娯楽や暇潰しになるような映画ではないが、覚悟を決めて是非観ていただきたい。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 9点(2019-12-29 19:23:35)(良:1票)
3.《ネタバレ》 実話なのかなと思わせるようなショッキングな内容、この映画の原作の基になっている実際の事件がもっと悲惨で衝撃的と知って唖然。
見事な脚本ですが、特に脱出してからラストまでの後半が、母子に祖父母、彼らを取り巻く人々の言動がとてもリアルで一つ一つ心に刺さってきます。
極限状態に置かれていたという事を忘れているかのようなヒロインに対するインタビュアーの質問、所詮メディアに代弁させているような世間の本音もこんなもんでしょうか?
母親の受けた傷心もそうですが自分の父親が加害者という事実をこの子がどのように消化していくのか、孫を直視しないジイジの問題より深刻です。
母親役のオスカーには全面的に納得ですが、5歳にしてはちょっと大き目だった子役の演技も素晴らしいものでした。
ProPaceさん [地上波(字幕)] 9点(2019-07-07 23:09:11)
2.《ネタバレ》 きっと、子は生き延びるのであろう
そうでないと救いが無さすぎる
たがしかし、嘘がバレた母親の命はどうなってしまうのか 息子との再会は。彼女だけは やはり再び外の世界を見れないままに最終的には手をかけられてしまうのか とにかく願った 母子共に殺さないでくれと、、 そんな願いが叶ったのか叶わなかったのか ここでは語りませんが とにかく心苦しい初めの一時間だった。
以下、ネタバレしますが、
最後あの男がどんな捕まり方をしたのか その先どんな処罰を受けるのか 何年の懲役を受けるのか 反省する気持ちが少しでもあったのか そんな事はどうだっていいんです あの親子達の未来が明るいものとなってゆくのであれば、その上で、その後のあの男を一切映さなかった事、その後、あの男の情報を極薄にした事は すごく潔かったと思います。そうです そんな事はもうどうだってよいんですよね あの親子達の未来が明るいものとなってゆくのであれば、あの親子たちの安否と人生の再スタートがちゃんと見届けられたんだから さよなら植木、さよならイス1号、さよならクローゼット そして二人の思い出詰まったあのおへや。狭い部屋で生き抜いた60分、そして広い世界に解放されてこれからの未来が保証されてく58分、とてもバランスよく感じました。自分の心の中ではもうベストな10点満点作品です ただ、10点投じなかった理由というのがありまして、それはなんと言っても所詮は非道な犯罪映画である事と とてもじゃないが何度観ても楽しめるというような素敵娯楽作品ではないんですもんねという理由だからです。

ルーム、誰かに語り伝えていきたい映画です。犯罪面のどうのこうのと言うことやなしに、親子愛、家族愛、生命力、再生、という面で。

最後に、なぜ、生まれてすぐに子供を保護施設の前に置いてこなかったのかという意見を母親に投げ掛けたインタビュアー、そのドキッとするような質問に対して間髪入れずに答えきった母親としてのその答え、ここって実は一番重要なところで 話のピークとみてもよかったんじゃないかと思えるシーンであったかと思えます。かなりそう思えます。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-03-06 21:06:47)(良:3票)
1.《ネタバレ》 とても素敵な親子で、とても素敵な母親だった。
ひとりぼっちで泣いて泣いてゾンビになって、
そこへ生まれてきたジャック。
ひとりで子供を産む、考えただけで壮絶で強い女の子だ。

メディアが、ジャックをなぜ赤ちゃんのうちに外に出さなかったのかと聞いたとき、
一緒に愕然としてしまった。
言いたいことはわかるけど、そんなことあの立場で冷静に考えられるわけがない。

ジョイの父親がジャックを受け入れられない、その辛さもすごくわかった。

どんどん幸せになっていくジャックがとても素晴らしく、
いい映画を見れたなと思いました。
新しい生物さん [インターネット(吹替)] 9点(2017-12-25 04:42:19)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 7.21点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.13%
536.38%
61123.40%
71225.53%
81327.66%
948.51%
1036.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review4人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 7.33点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ブリー・ラーソン受賞 
監督賞レニー・アブラハムソン候補(ノミネート) 
脚色賞エマ・ドナヒュー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ブリー・ラーソン受賞 
脚本賞エマ・ドナヒュー候補(ノミネート) 

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