ボーダーライン: ソルジャーズ・デイのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ

[ボーダーラインソルジャーズデイ]
Sicario: Day of the Soldado
2018年メキシコ上映時間:122分
平均点:6.37 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-11-16)
アクションドラマサスペンスシリーズもの犯罪もの
新規登録(2018-08-29)【たろさ】さん
タイトル情報更新(2023-07-25)【TOSHI】さん
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監督ステファノ・ソリマ
キャストベニチオ・デル・トロ(男優)アレハンドロ
ジョシュ・ブローリン(男優)マット・グレイヴァ―
イザベラ・モナー(女優)イザベル・レイエス
ジェフリー・ドノヴァン(男優)スティーヴ・フォーシング
キャサリン・キーナー(女優)シンシア・フォーズ
マシュー・モディーン(男優)ジェームス・リドリー
シェー・ウィガム(男優)アンディ・ホイールドン
菅原正志アレハンドロ(日本語吹き替え版)
山野井仁マット・グレイヴァ―(日本語吹き替え版)
宮寺智子シンシア・フォーズ(日本語吹き替え版)
宮本充ジェームス・リドリー(日本語吹き替え版)
原作テイラー・シェリダン(キャラクター創造)
脚本テイラー・シェリダン
音楽ヒドゥル・グドナドッティル(音楽 / チェロ・ピアノ等の奏者)
作曲ヨハン・ヨハンソン“The Beast”
製作エドワード・マクドネル
製作総指揮エレン・H・シュワルツ
エリカ・リー
配給KADOKAWA
衣装デボラ・リン・スコット
その他ヨハン・ヨハンソン(献辞)
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1.「面白え」と、飾りのない満足感がじわじわと滲み出てくる。
善悪の境界線など遠く通り越して、虚無的な憎しみの螺旋の中で争う様には、この世界の愚かさの極みが溢れかえっていた。
この映画世界で描かれていることが、どれだけリアルに近いのかは判別できないが、おそらく現実にはもっと陰惨で、絶望的な事実が、無慈悲に渦巻いているのではないかと思う。
現実世界の闇を根底に据え、その闇の中で生きざるを得ない人間たちの苦闘を、前作同様映画的な娯楽性もしっかりと加味しながら描き出す見事な映画だ。

前作「ボーダーライン」をようやく鑑賞した翌日に、公開中のこの続編を観たが、立て続けに観たことで、より一層二作の連なりと、描き出される「視点」の明確な違いを顕著に感じることができたと思える。
前作では、エミリー・ブラント演じる主人公を敢えて“部外者”の立ち位置のままストーリー展開をさせることで、正義と悪、この世界の光と闇の境界線を如実に表していた。
この続編では主人公の視点を、“部外者”から“当事者”にチェンジすることで、前作で朧気にだったこの世界の闇の本質がよりくっきりと映し出される。
同時に、前作では正義と悪の両者をコントロールしているように見えた“当事者”であるCIAエージェントらも、実のところ極めて混沌とした血みどろの境界線上を進まざるを得ない状況であることが描き出され、行き場のない絶望感を叩きつけられる。

キャストにおいては、前作に続きベニチオ・デル・トロの存在感が圧倒的だ。
前作においても、実は物語の真の主人公はベニチオ・デル・トロが演じるアレハンドロだったわけだが、このキャラクターが抱える憎しみと怒りと悲しみを全身で体現する演技が素晴らしい。
これ以上ない嵌り役を完璧に演じきっていることで、彼は名優として一つの高みに登ったと思える。

脚本を担うテイラー・シェリダンによると、どうやら三部作構想のようである。
文字通り死の淵から甦った“Sicario=殺し屋”は、果てしない憎しみの螺旋に終着を見いだせるのか。
完結編の製作を心して待ちたい。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2019-01-13 21:15:35)
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 6.37点
000.00%
100.00%
213.70%
313.70%
400.00%
527.41%
6933.33%
71037.04%
8311.11%
913.70%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review2人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 4.66点 Review3人
4 音楽評価 4.33点 Review3人
5 感泣評価 3.50点 Review2人
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