2.【20.4.6追記】
近くの映画館でも公開された為、また2回目の鑑賞。
最初観た時よりも断然面白かった。
1回目は物語が複雑過ぎて意味わからない所もあったりしたけど、既に内容を分かっている状態で観たらすっと理解できたし、なかなか深い作品だと感じた。
結局この映画が言わんとしている事は、虚構が現実を追い越してしまった時の面白さ。可笑しさを謳っているのだと思う。
🐾🐾
いきなりメタ構造的な世界観から始まり、その後は夢と現実とも区別が付かない様な訳のわからない物語を見せられ、気付けばいつものギリアムらしい狂気に満ちた世界だったという奴。
アダム・ドライバー演じる主人公があるDVDを手に入れた事で始まる冒険物語であり、自分が過去に作り上げたドン・キホーテの世界がそのままそこに存在していて、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚。
この非現実感こそが最大の面白いポイントだと思った。
「ロスト・イン・ラ・マンチャ」で作ろうとしていたモノは多分全然別物だったんだろうね。そっちの作品も完成していたらどんなだったか気になりました。
さて、面白かったのか面白くなったのかというと、そこがさっぱり分からないのだ。多分面白かったと思うので8点付けますが、普通の映画ファン(←って何)には全くオススメしません。