84.《ネタバレ》 久しぶりに鑑賞しました。 もう21年(驚愕!)も前の作品なのですが、私的には少しも古さを感じさせない印象です。 この手の「ハリウッドが異文化を描く」作品はとかく賛否両論ありますがそれは世の常で有り、 本作の場合は娯楽映画として和洋折衷上手く取り混ぜ絶妙にバランスさせた所に上手さを感じます。 (不愉快な思いをする人が少ない) 今回の再鑑賞で改めて渡辺謙演ずる勝元の絶対的な存在感に圧倒されました。 「和」と「礼」を重んじつつ、時代が明治に移り変わる中で殊更に過去には拘らず、 新しい事にも興味を持ち自分自身の人間としての懐を拡げる。 侍の生き方・生活を貫きながら英語も駆使し(恐らく独学でしょう)、海外の史実にも詳しい。 世が世なら、文字通り日本を治められる位に器の大きい、尊敬に値する人物なのだなと思いました。 そして、そう思わせる渡辺謙の「一演入魂」振りが素晴らしい。 近いうちに必ず再鑑賞し、その時は真田広之の演技に再注目してみたいと思います。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-05-10 10:39:50) |
83.「レインマン」のダスティン・ホフマンのときと同様に、またしても共演者の渡辺謙にくわれたトム・クルーズ。それにしても渡辺謙の存在感は尋常じゃない。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-01 04:57:58) |
82.ハリウッド凄いですね!!ネイサンを獣臭がる所などあ~日本人の気持ち分ってるな~って思いました。そりゃ、変なとこもありましたが、アメリカ人にこんな映画作られて、日本人監督は悔しくないのかあ。謙さん達が東京に上っていくシーンは鳥肌が立ちました。音楽も壮大でとても良かったです。あと、皆さんが言っているように、謙さんはトムより存在感ありありでしたねw真田さんもよかったです。ただ、キスシーンはなかった方が良かったです。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-11 19:44:26) |
81.渡辺謙スゲー。(大作)ハリウッド映画初出演(しかも主役級の扱い)でも全然飲まれてないよ。むしろ堂々としてる。完全にトムを食ってるよ。 いくつかのムジュン点はとりあえず置いといて、この映画を観て何も感じない人は日本人としてどうかと思う。 【ビクトリー武蔵】さん 9点(2004-12-31 06:22:11) |
80.予告編を見る限りハリウッドスターを出した駄目なニッポン映画だな~と思っていました。スイマセンでしたーーーー!!面白かったですよ。侍魂ですよ。渡辺謙がアカデミーとってもいいぐらいでしたが母いわくティム・ロビンスのほうがすごかったらしいです。(私はリバー見てないので)最後に小雪が苦手なので9点です。(俺ってわがままw) 【ストライダー】さん 9点(2004-12-24 21:44:48) |
79.期待せずに見たらすごく良い映画だった。渡辺謙は助演男優賞取ってもいいでしょ、これ。これで取れなきゃ今後日本人が取る機会は無いに等しいと思った。存在感ありすぎなのが助演として敗因なのか?とにかく渡辺謙はカッコ良かったし、素晴らしかった。私の中ではティムロビンスではなく渡辺謙が助演男優賞です。こまかい時代考証は目をつむるとして、映画の内容もしっかりしてるし迫力があった。まさかハリウッド映画に侍の心意気を再確認させられるとは思わなかった。残念だったのは勝元の最期の言葉。侍なのに英語って・・。日本語で散っていって欲しかったな。トムにも心で伝わるよ、きっと。あと失礼だけど天皇役、もっとそれらしい人いなかったのかなぁ。 それにしてもざっとみんなのログインネームを見たけど、結構英字や横文字を名前にしてる人は多いね。かくいう私も「ログインネーム」なんて言っちゃってるし。既に「日本人」は絶滅したのでは? 【べんちゃんず】さん 9点(2004-11-16 18:05:21) |
78.《ネタバレ》 日本の時代劇とは違うハリウッドの空気感が良かったです。日本の景色とかも少し笑ってしまうところもあるけど、だからといってそれだけを激しく批判するほどのものでもなかったです。今までサムライのことを何とも思っていなかったけど、「サムライってこんなにかっこよかったのか。」と本気で思いました。特に真田広之さんとトム・クルーズの対決とかかっこよすぎました!あと渡辺謙の登場シーンとかもやっぱりハリウッドらしさがうまく加わって良かったです。武士の死に方とかも少し美化されていたかもしれないけど、そういったシーンで感動して初めて映画館で泣きそうになりました。やっぱりこれは映画館で観たことが良かったのかもと思いました。トム・クルーズたちサムライ軍団が気合入れながら馬で走ってくるところとかハリウッドのスケールがいい感じに調和していました。観ている間ずっと興奮状態の映画でした。 【Gene】さん 9点(2004-11-11 07:28:47) (良:1票) |
77.多分下のレビューでは「日本はこんなんじゃない」とか「木や富士山が変」といった意見が沢山あるんじゃないでしょうか。確かに不自然なところは所々見られますが、私はそんなことより「日本が敬意を持って描かれている」ことに感動を覚えました。 違う文化を描くとき、日本だって未だにおかしなことをいっぱいやっていると思います。(中国人に~アルよって言わせたりインド人は必ずターバン巻いていたり)日本人自身の日本人観だって個々人によって違いがある。よく外国映画でペコペコお辞儀をする日本人が描かれていることに怒る人がいますが、しばらく海外に行って帰ってくると全くその通りなことに気付いたりします。主観と客観のギャップ。埋めるのは並大抵ではないです。私はこの映画には細かい間違いより製作者たちの努力と誠意を感じました。映画自体も単純に面白かったので、9点にしたいと思います。最後の勝元のセリフがなぜ英語なのかってこととトムにだけ弾が当たらなかったことにだけツッコミを入れつつ。(映画館) 【なみこ】さん 9点(2004-10-13 22:51:32) (良:1票) |
76.結構面白かったです。 日本の街並みや村の描写が嘘っぽいとか、武士道の解釈が微妙に違うとか、最後の 特攻は馬鹿すぎだろう、といろいろ突っ込むところはあると思いますが、今までの うさんくさい日本を舞台にしたハリウッド映画よりはよっぽどいいだろうと。 あまり日本に対するこだわりをもたずに、一種のファンタジー映画、勝元とオール グレンの友情映画としてみれば十分に面白いです。 合戦のシーンとかすごく迫力ありましたしね。主役のトム・クルーズもさることながら 渡辺謙や真田広之の演技も光っていました。 【あおむし】さん 9点(2004-10-04 11:08:16) |
75.映画とは何でしょう?“娯楽”だと、俺は思います。“娯楽”とは何でしょう?“一時(ひととき)日常を忘れ、没頭する世界”だと、俺は思います。そういう意味で、9点。揶揄する声は多々ありますが、こういった映画が作られたことに敬意を表します。 【金子淳】さん 9点(2004-07-15 15:33:03) |
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74.アレクサンダー・ハミルトン(ニューヨーク州)とトーマス・ジェファーソン(ヴァージニア州)が未解決のまま残した、連邦政府の圧倒的優位性が国家の基盤になる(ハミルトン)のか、州の独立性を維持する事こそが真の民主主義国家の姿である(ジェファーソン)のか、いずれを国家として選択するべきなのかという問題は、もう一つ未解決の問題であった奴隷制をきっかけに南北戦争に発展していきました。北軍の勝利と共に、連邦政府の権限は漸次強化され、現代のアメリカの形が出来上がって行った事をまず念頭に置いてみるといいかと思います。 丁度日本も、明治政府による急速な近代化が進み、大名・武士団を中心とした地方分権から中央集権国家へと至る過程での歪みが侍による反乱だったのではないでしょうか。 以上のように、アメリカも日本も同じような時期に中央集権国家の道を進めて居たことを考えると、トム・クルーズが演じる主人公が、北軍=体制側の一員としての暗い過去により、体制側であり圧倒的な武力があるもの=正義という図式に抵抗感があったのは、それほど違和感がないと思います。ネイティブ・アメリカンというマイノリティへの過剰な武力の行使(虐殺)に対する贖罪意識もあって日本のマイノリティである侍陣営にのめり込んでいったのでしょう。 そうやって日米の状況をシンクロさせて見れば、意外によく出来た映画だと思います。渡辺謙と真田広之の演技もとても素晴らしいですね。 【Titans】さん 9点(2004-07-08 12:16:17) (良:1票) |
73.《ネタバレ》 美しいです。シーンの一つ一つに監督を、始めとする役者、スタッフの意気込みを、もの凄く感じてきて感動しまくりでした。昔の日本人は高潔で礼儀正しく親を敬い親も子を愛す、今の日本人にそれがありますか?あいさつもできない奴、いきなりタメ口の奴、ママとはトモダチみたいなカンケイでぇ~~すとかぬかす小娘、そして愛情=物を買い与える事としか考えられないバカ親、変な奴ばっかりだなこの国は、と思てったらこの映画に出会ったわけです。自分の命よりも他人の命を考える人間(ボブ)の何と美しい事か、映画館で見ることが出来た人が羨ましい限りです。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-06-24 22:10:03) |
72.別に侍になれってわけじゃないけど、今の日本人は日本を忘れすぎてるかも。 【ゲソ】さん 9点(2004-06-22 01:44:56) |
71.この前観ました。思った事は、まずかなり日本が良く描かれていた事に驚きました。明治初期の文明開化の時代をよく調べていてうれしいです。舞台が日本だけあってただの映画とはどこか違ったおもしろさがあって楽しめました。ただ…日本にあんな小さな南国の木生えていたか?あんな広大な土地、山があったか?田んぼが丸い?!少し残念でした。俳優はすばらしかったです。渡辺謙さん、真田広之さん、もちろんトム・クルーズも。最後の合戦、あれは本当にサムライが格好良く見えましたね。大村益次郎の憎かったこと。どこまでも嫌いな存在でした。この映画を観終わって武士道に興味を持たなかった人は少ないはず!僕も改めて考えさせられました。外国に染まっていない時代、日本はこんなにも良い文化を持っていたではないか。このサムライ、武士道の存在を忘れてはいけないと思います。今じゃ外国に染まり過ぎだ。 【J.ギリガン】さん 9点(2004-06-15 00:38:20) |
70.渡辺謙は世界の三船を超えた!!が、この作品もダンス ウィズ ウルブスもそうだが映画の作り手であるアメリカ人が言いたいのは異文化の対する敬意なのか、哀れみなのか、この部分をクリアにしないとアメリカの未来はないでしょう。この作品を見た外国人はサムライに対して敬意を払うのかそれとも哀れみの心を抱くのかそりゃー見る人それぞれだろうがなんか今だに(いやむしろ今のほうが)西洋文化人の根本、善良な人であればあるほど後者のほうに心が動いてしまうんじゃないだろうか。私としては外国人にも「サムライってグレイト!」って言う単純明快な感動を共有してもらうだけで満足なのだが・・・ この作品で活躍した渡辺謙、真田広之らをはじめ、その他の日本人の名優の演技が今後さらに世界で活躍することによって何かが変わることに期待、大!! 【スーシホ】さん 9点(2004-06-14 16:23:29) |
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68.この映画を観た人の中には,私と同じように,「復活の日」を思い出した人がいるのではないでしょうか。「復活の日」を観た後と「ラストサムライ」を観た後の精神的高揚感には共通性があるように思えます。それはストーリーが良かった,とか,映像が綺麗だったとかいう表面的なものではなく,「よくぞがんばって作ったくれた!」「天晴れ!」という気持ちです。(少なくとも私はそうでした。)「復活の日」は角川春樹が「私はこの映画を作るために映画界に身を投じた。」と公言していますし,「ラストサムライ」は親日派のトム・クルーズ自らがプロデューサーとして加わっていることからもわかるとおり,この二つの映画は製作者が本当に作りたくてがんばった作品なんだな。と思えるのです。「復活の日」は日本人がハリウッド映画に挑んだ大作,「ラストサムライ」はアメリカ人が日本映画(日本人のスピリッツ)に挑んだ大作という点も共通しています。皆さんがいろいろ言われているツッコミどころは,私にはそれほど気にはなりませんでした。忍者が出てきたところも,以前同じ時代背景で描かれていたアニメの「るろうに剣心」の中でわんさか出てくるのを観ていたので全然違和感ありませんでしたね(笑)トム・クルーズ・渡辺謙らの甲冑姿は純粋にかっこいいですし,殺陣も上手。これに比べると,ルーク対ダースベイダーの殺陣のなんと未熟なこと(古いか・・・)ついでに言うと「新撰組」なんか,もう「カス」。大日本帝国国営放送局に少しは見習っていただきたい。そんなわけで,この映画のおかげで自分の中の名画ベスト3に大きな変動がありました。1位復活の日 2位ラストサムライ 3位ギャラクシークエスト・・・初登場でいきなり2位の「ラストサムライ」は侮れない。(自分的にね) |
67.《ネタバレ》 サムライをマイノリティの1種として捉えたことは我々日本人にとって新鮮だ。 【michell】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-05-23 19:57:34) (良:1票) |
66.これ、とても面白いし、若い人には(わたしも含めて)日本という国に対しての認識を深めることができる映画だったんじゃないかな。でも、みなさんも言及されているとおり、この映画には荒い部分が多い。最後の戦闘のシーンなんてほとんど見るにたえない。「殺陣」じゃないけど、戦闘にはその型というものがあるわけで、あの芝生が青々と茂っているあの戦場では総力戦ふつうはやらないよね。・・でも、それが気になったけど、『武士道』とか読んで、この映画がきっかけとなって日本という国を好きになったことは確かだ。(わたしと同じようなひともきっと多いだろう)。という意味で投稿します。 【ハル】さん 9点(2004-05-22 01:49:47) (良:1票) |
65.作りたくてもお金がない日本映画には到底描く事が出来ないこの迫力。正直驚きました。 【ボビー】さん 9点(2004-05-17 19:47:41) |