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HAZAN

[ハザン]
2003年上映時間:108分
平均点:6.25 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-01-02)
ドラマ実話もの伝記もの
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タイトル情報更新(2024-03-02)【イニシャルK】さん
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監督五十嵐匠
キャスト榎木孝明(男優)板谷波山
南果歩(女優)まる
柳ユーレイ(男優)深海三次郎
益岡徹(男優)岡倉天心
大鶴義丹(男優)平野耕輔
長谷川初範(男優)新納忠之助
寺島進(男優)サブ
中村嘉葎雄(男優)堀田
マキタスポーツ(男優)八百屋
康すおん(男優)現田市松
飯島大介(男優)
脚本五十嵐匠
音楽安川午朗
撮影芦澤明子
美術池谷仙克
編集宮島竜治
録音堀内戦治
照明金沢正夫
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1.琥珀色の光の中に浮かび上がる、窓辺に置かれた白い陶器。それを一心に見つめる少年の表情。そして、その全身像のシルエット。

映画の中で、波山が陶芸家に転身する動機らしきものを直接的に表すのはこの短い三つのショットのみである。

映画は説明に多弁を弄することなく、窯やランプの炎とオーヴァー・ラップする榎木孝明の顔や、長女(大平奈津美)がホタルの光や薪や星を一心に見つめる姿を通して波山の真情・感受性をあくまで寡黙に、間接的に、映画的に語りきる。

二人のロクロ師(柳ユーレイ、康すおん)が波山に心酔し協力することになる経緯も、一切の説明を省き、行動そのもので示されるのも簡潔にして雄弁だ。

そのアプローチにこそ、彼の陶芸の作風と矜持に対する作り手の映画的リスペクトが表れている。

明治期のランプや、窓からの外光など、単一の合理的光源を活かした金沢正夫の照明・芹沢明子の撮影もその任の多くを担う。

住職から返された陶器と、榎木を窓辺におさめたラストショット。
木々の揺れと慎ましい自然光の美しさに、妻と子供たちの楽しげな童謡と笑い声がオフで入ってくる。
端正・素朴でありながら、豊かな情感に満ちた素晴らしいラストだ。
ユーカラさん [DVD(邦画)] 9点(2012-05-17 18:48:51)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.25点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5250.00%
6125.00%
700.00%
800.00%
9125.00%
1000.00%

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