1.《ネタバレ》 妻投稿■9点もつけていいんでしょうか。確かに人気アニメを映画化した標準的なもののひとつだとは思います。そんな映画に9点をつける私は馬鹿です。どれだけ馬鹿かは後述の通りです■恥ずかしながら私は生きているこの世界において2つの大きな間違いをしていました。①昔の世界は白黒だと思っていました。②現代テクノロジー世界とチャンバラ世界は別々の世界に平行しているものだと思っていました。そして目が覚めたらチャンバラ時代になっていたらどうしようという心配をしていたものです(=_=)■この間違いに気付いたのが前者は14歳、後者は12歳くらいだったと思います。「日本の歴史」でチャンバラ時代から急速に西洋化していく明治に絶叫したのを覚えています。■現代世界からチャンバラ時代になったらどうしようという私が昔感じた恐怖は、きっと明治時代のチャンバラ世界の住民も感じたのではないでしょうか。私たちがチャンバラ世界で無礼講や身分の差で切り殺されるのに理不尽を感じるように、彼らも「義」ではなく「金」で全てが動く世界が「怖かった」のだと思います。■違う世界からやってきた「殺人が当たり前」という「怖さ」を背負う登場人物の姿・・・。これが突然平和な世界に蘇る恐ろしさ。その中でどう生きるかという信念。PTSDの私には違う角度からのメッセージだったような気もします。個人的には佐之助が「生きてて良かったな」というシーンで白い人たちが泣くシーンが好きです。