亡国のイージスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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亡国のイージス

[ボウコクノイージス]
Aegis
2005年上映時間:127分
平均点:5.12 / 10(Review 141人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-07-30)
アクションドラマサスペンス戦争もの小説の映画化スパイもの
新規登録(2004-11-03)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2024-09-01)【イニシャルK】さん
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監督阪本順治
助監督石井良和
演出諸鍛冶裕太(アクションコーディネーター)
キャスト真田広之(男優)《いそかぜ》先任伍長・仙石恒史
寺尾聰(男優)《いそかぜ》副長・宮津弘隆2等海佐
中井貴一(男優)FTG・溝口哲也3等海佐/ホ・ヨンファ
チェ・ミンソ(女優)工作員・チェ・ジョンヒ
勝地涼(男優)《いそかぜ》1等海士・如月行
吉田栄作(男優)《いそかぜ》船務長・竹中勇3等海佐
谷原章介(男優)《いそかぜ》水雷士・風間雄大3等海尉
豊原功補(男優)《いそかぜ》砲雷長・杉浦丈司
光石研(男優)《いそかぜ》掌帆長・若狭祥司
森岡龍(男優)《いそかぜ》2等海士・菊政克美
橋爪淳(男優)《いそかぜ》艦長・衣笠秀明1等海佐
斉藤陽一郎(男優)《いそかぜ》海士長・田所祐作
中村育二(男優)《いそかぜ》航海長・横田利一1等海尉
佐藤浩市(男優)DAIS内事本部長・渥美大輔
真木蔵人(男優)第204飛行隊・宗像良昭1等空尉
松岡俊介(男優)DAIS局員・小林政彦
池内万作(男優)DAIS局員・服部駿
矢島健一(男優)《うらかぜ》艦長・2等海佐 阿久津徹男
佐々木勝彦(男優)防衛庁長官・佐伯秀一
天田俊明(男優)統合幕僚会議議長・木島祐孝
鹿内孝(男優)海上幕僚長・湊本仁志
平泉成(男優)警察庁長官・明石智司
安藤政信(男優)FTG・山崎謙二2等海尉/ドンチョル
笠原秀幸(男優)宮津弘隆の息子・防衛大生・宮津隆史
岸部一徳(男優)内閣情報官・瀬戸和馬
原田美枝子(女優)《いそかぜ》副長・宮津弘隆2等海佐の妻・宮津芳恵
原田芳雄(男優)内閣総理大臣・梶本幸一郎
平野稔(男優)
大河内浩(男優)
松尾諭(男優)
竹嶋康成(男優)
矢柴俊博(男優)
日向丈(男優)
春田純一(男優)
小松みゆき(女優)
原作福井晴敏『亡国のイージス』(講談社刊)
脚本長谷川康夫
飯田健三郎
音楽トレヴァー・ジョーンズ
撮影笠松則通
製作坂上直行
日本ヘラルド(「亡国のイージス」アソシエイツ)
松竹(「亡国のイージス」アソシエイツ)
電通(「亡国のイージス」アソシエイツ)
バンダイビジュアル(「亡国のイージス」アソシエイツ)
ジェネオンエンタテインメント(「亡国のイージス」アソシエイツ)
IMAGICA(「亡国のイージス」アソシエイツ)
企画遠谷信幸
プロデューサー川城和実(エグゼクティブプロデューサー)
配給日本ヘラルド
松竹
特撮神谷誠(特撮監督)
作画庵野秀明(特撮シーン画コンテ)
美術原田満生
録音橋本文雄(録音監督)
照明石田健司
あらすじ
最新鋭のイージス護衛艦「いそかぜ」がテロリストによって占拠された。そこには一瞬で都市を壊滅させる特殊兵器が積まれていた。進むべき道を失った国家に向けられた反逆の牙に対して一人の男が敢然に立ち上がった。
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1.この映画は、まず何よりも原作と監督の「闘争」の記録として見るべきだと思う。  「今のニッポンとニッポン人は腐りきっている! こんな国は一度ブッ潰して、つくり直さねばいかん!」と叫ぶ「憂国の士」たる軍人・自衛隊員がいて、彼らの仕掛けるクーデターを、「国家」と「国民」に忠実な軍人・自衛隊員がからくも阻止する…という、おなじみの福井晴敏イズム。彼の原作になる映画には、そういった「国家や歴史など、ゲームのように“リセット”すればいい」というきわめて安直かつキナ臭い主張が主調音(ドミナント)として繰り返されている…。  だが阪本順治監督は、そういった危機管理をめぐるシミュレーションゲームめいた物語なんぞ、実のところまるで意に介さない。フラッシュバックで描かれる登場人物たちの背景も、故意に曖昧なままか、暗示する程度(映画の冒頭、妻子に見送られて家を出た真田広之の主人公。しかし、次のシーンでは何の説明もなく「何年も前に離婚した」ことになっている…)。さらにイージス艦内での銃撃戦にしても、激しい撃ち合いの途中で別の場面になったり、窮地に陥った主人公たちが、カットが変わると何事もなかったかのように逃げおおせていたりと、原作を念頭においた観客を明らかにはぐらかし続けるんである。  そうして映画は、次第に、艦艇内と官邸内の男たちによる「闘争劇」としての姿を鮮明化するだろう。特にクライマックス、真田と中井貴一は、もはや「国家」も「民族」も「理想」も「家族」すらも無縁な、「たった独り」となって目前の「敵」であるお互いと闘う、そのカラカラに乾ききった、透明で、純粋(!)な「闘争」それ自体の現前化…。そこに至る時、ぼくたち観客は、戦争も知らないくせに「本物の戦争を教えてやる!」とのたまう原作のオメデタサとはまったく別の「映画」を見せられていることに、否応無しに気づかされることになる。ああ、これは、阪本監督のあの恐るべき『トカレフ』そのものじゃないか! …と。   そう、これは紛れもなく「阪本順治の映画」だ。この世界は、勝者も敗者もない個と個の「闘争」としてある。そんな阪本作品の文字通り集大成として、この大作は屹立しているのだ。つくづく、恐るべし。
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-02 22:05:43)(良:1票)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 141人
平均点数 5.12点
010.71%
153.55%
232.13%
31510.64%
42014.18%
54129.08%
62819.86%
71510.64%
8107.09%
921.42%
1010.71%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.37点 Review16人
2 ストーリー評価 4.14点 Review21人
3 鑑賞後の後味 4.28点 Review21人
4 音楽評価 5.05点 Review17人
5 感泣評価 3.60点 Review15人
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