《改行表示》56.正義と悪が表裏一体であることに改めて気づかされる。 正義は少しでも道を誤れば、簡単に悪へと転落する。正義と悪は互いがいなければ成立しないため、求め合っている。 これだけの内容が、たった2時間半に凝縮されているのだから驚きだ。 また、映像も凄まじく、映画館で観た時の迫力は圧倒的だった。 後の映画に大きな影響を与えた作品で、自分にとっても映画を好きになるきっかけになった。 【アクアマリン】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-07-27 22:43:20) |
《改行表示》55.《ネタバレ》 この映画のテーマを考えた時に「正義とは何か?悪とは何か?」なんて言葉しか出て来ない自分の語彙の乏しさが恨めしい。クレバーでクレイジーなジョーカーを勝たせないために、ゴッサムの平和への灯を消さないために、バットマンが取った悲しい選択に涙した。 追記:9点にしていたが、何度も見返している事実と減点要素が見当たらない事に気付いたので10点に変更。 【alian】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-01-30 17:20:27) |
54.もうとにかくジョーカーがカッコよすぎる。ジョーカーが登場する度に興奮した。音楽もカッコいいし、実写にこだわるノーランのほとんどCGを使わずに撮影した大迫力のシーンも満載!これは映画館の大画面で味わいたかった。アメコミ映画の枠を超えた傑作。 【素晴らしき哉、映画!】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2015-03-29 11:14:57) |
53.ジョーカーがいいね。アメコミ映画を舐めてました 【pillows】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-04-05 03:29:31) |
52.人生でもっとも衝撃をうけた作品。私のもっている善悪の区別がかき乱される。稚拙な表現ですが天使と悪魔が自分の中で争っている。その双方ともに自分である。そして、そのいずれかが欠けても自分ではなくなる。ゴッサムシティを巻き込むという壮大さを加味すると、これほどの物語になるのか。ジョーカーは恐ろしい、しかしいなくなった状態が想像できない。それは、第二、第三のジョーカーが生まれるからでなく、ジョーカーが今の自分の中にあるからだ。狂気とは、自分の善悪の葛藤のことをいうのかもしれない。 【元祖】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-08-02 04:11:35) (良:2票) |
51.《ネタバレ》 非常に濃密な2時間半でした。ジョーカー、マフィア、裏切り、愛、善と悪、おまけにトゥーフェイスまで出てきて普通なら破綻してもおかしくありませんが、それを一分の隙なく描いた脚本が素晴らしい。完璧と言っていい出来映えでしょう。それとジョーカーの存在感が凄い。狂気や破滅をそのまま具現化したかのような存在でそれを演じるヒース・レジャーがそれらを120%出し切っていたのではないでしょうか。正に映画史に残る名演技だと思います。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-01-06 15:54:41) |
《改行表示》50.《ネタバレ》 劇場公開時に映画館で観ましたが、この度久しぶりにDVDで観ました。 何度観てもヒースレジャーの演技に圧倒されます。正直そこまでやるのか、というほどの狂気を感じました。 前作はあくまでアメコミの枠内に収まる良作という印象ですが、今作は非常にリアリティのある内容でした。 後半にトゥーフェイスまで登場して、こんなに風呂敷広げてどうやってまとめるのかと思いましたが、ラストは見事としか言いようがありません。最後のバットマンの姿はめちゃくちゃかっこいいです。 【やっぴーK】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-08 06:34:59) |
49.《ネタバレ》 まさかバットマンで泣かされるとは思いもしませんでした。自分はもともとアメコミヒーローものは好きで、評価は甘めになりますが、これはまさに別格。序盤のバットマンコスプレ市民自警団に「どこが違う!」と問われ、「ホッケー防具など着けない!」とうそぶくバットマン。しかし、結局は彼もコスプレ自警団の一人でしかないことがあきらかになっていく。中盤のローマ皇帝に関する会話も重要で、法のなんたるか、超法規的な力の存在がなんたるかを深く考えさせられるすごい内容でした。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-09-02 14:04:09) (良:1票) |
48.《ネタバレ》 警察署より逃げ出し、パトカーでハコ乗りするジョーカーの美しさは見るたびに強く惹かれます。 【reitengo】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-07-31 15:53:18) |
47.《ネタバレ》 他のアクションやヒーローものとはもう完全にレベルが違う。全体的に暗い映像だが、ジョーカーの絶対悪、ラストシーンのあまりのかっこよさには鳥肌がたつ。脚本がめちゃくちゃできてる。ヒロインがそんなにきれいじゃないのだけが残念!でも10点!G.オールドマンてホントにスゴイね。レオンのあの人と同じ人とは思えません。 【来た別府】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-06-10 22:55:34) |
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《改行表示》46.《ネタバレ》 (改行表示希望) ヒーローものとは思えない、勧善懲悪という言葉だけでは済まされない いろいろ考えさせられる、人間の裏と表を辛辣に表現した秀作。 人を殺さず悪と立ち向かうヒーローの戦いと苦悩、一方虫けらの様に人を殺して人を弱みに付け込みもて遊ぶジョーカー とりあえずコインの裏表(運)で物事を判断する検事(トゥーフェイス) など、人間の弱さ(脆さ)と強さ(尊さ)を上手く「裏と表」で上手く表現していると思いました。 ・この作品のための前作(ビギンズ)なのだと思った。 コミック特有の世界観を無くし、限りなくリアルな世界観も作品を見て納得 × ・軽くアクションが長い ・ヒロインの変更 ・ティム・バートン版のバットマンが好きな人にはちょっといただけないかも。 ・過去の作品で何かと問題な刑事役が多いゲイリー・オールドマンこのバットマンでもしでかすのかと思いきや ビギンズと合わせて一本! 【はぶじ】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2011-07-19 09:31:40) |
《改行表示》45.クリストファー・ノーラン監督による「バットマン」シリーズの第2作目。 まず前作「バットマン・ビギンズ」とは全く違う映画に仕上がっていることに驚かされた。前作は若干淡白な所があったが、今回は一切なし。やはりこの映画の一番素晴らしい所はテンポの良さ。また今までのヒーロー映画の常識をひっくり返すジョーカーとバットマンによる「悪同士」の戦いが、全世界で大ヒットした大きな理由だと思う。 【dy2cyr】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-12-12 19:34:06) |
《改行表示》44.《ネタバレ》 実はバットマンの悪役は1人を除いて、全員が精神異常者。(犯罪紳士ペンギンだけは普通の刑務所行きだが、他の悪役は皆アーカムにぶちこまれる) で、その代表選手がジョーカー。 そして、ジョーカーは、バットマンを「仲間」だと思っている。同じ精神異常者だと。 つまり、ジョーカーとバットマンは表裏一体の存在。 トラウマから正義の使者となったバットマン。 トラウマから悪の権化となったジョーカー。 やり方が違うだけで、根っこは同じだろう、というわけ。 精神異常者であるジョーカーには、金も権力も名誉も、何も要らない。 ただ、同じ精神異常者であるバットマンを「同じ土俵」にあげたいだけ。 そして、バットマンはジョーカーと同じ精神異常者にならないために「最後の一線」として、けっして「殺さない」。 この展開が、1990年代以降のアニメとコミックでは主軸になっていた。 それをきっちり描ききって見せたのが『ダークナイト』。 でも、まさか、ここまでやりこむとは思わなかった。 信じられない。 最高な一本でした。 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-10 18:18:16) (良:3票) |
《改行表示》43.磨き考え抜かれた脚本、それを体現する俳優陣、圧倒的な映像に纏め上げた監督。 決して万人に受ける映画ではない(と思う)し、軽々しく他人に面白いから見て!と言える映画でもない。 笑うところは一切ないし、話も重い、ひたすらバットマンVSジョーカーの互いの信念に基づく対決?ゲーム?が描かれる。 初めて映画館で見たときは、ひどく疲れると同時に、言いようの無い映画というものの凄さを感じた。 今までに見た映画では得たことの無い感覚。上手く表現出来ないが、何かしら見た人を魅了する力がある映画だと思う。 それにしても「ジョーカー」・・・戯者、道化師、最後の切札、役柄に合った素晴らしい名前です。 【Luckyo】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-08 01:16:42) (良:1票) |
42.冗長すぎる、という点で前作「ビギンズ」の方が上手くまとまっていたと思う。それを除けば全ての面で文句無し。ハリウッドも本気を出せばここまで美しく、緻密で、職人芸という言葉すら陳腐に聞えるほど徹底的に練りこまれた映画が作れるのだなと脱帽した。娯楽的な面白さや悲劇的なお涙頂戴ものなど、何かひとつふたつの要素で簡単に感動を誘う作品が(映画に限らず国境を問わず)溢れまくりの昨今の中で、「質の高さ」という、作りにくく手間がかかり伝わりにくい部分を訴求するこのシリーズはそれだけで評価できるし、それでかつ面白いのだから手のつけようが無い。「こんな作品を産んでくれてありがとう」と作り手に感謝してしまう実に稀有な、本当に稀有な作品。あと、ジマー&ハワードコンビの楽曲が死ぬほどカッコ良すぎてどうしようもない。冗長という部分で9.9点を付けたいのだが、小数点以下は無いので四捨五入で10点。 【DeVante】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-25 06:15:15) (良:1票) |
41.ここまで悪役が徹底して大活躍する映画はないでしょう。すばらしすぎです。 【666】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2009-08-19 20:25:05) |
40.前作バットマンビギンズを観てると、なぜバットマンがああまでジョーカーに無抵抗なのかわかる。ビギンズからの作風&世界観とヒース・レジャーの鬼演技が起こした奇跡の映画。 【わさび】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-08-16 03:52:11) |
《改行表示》39.目が離せないほど魅力的な悪役はヒースのジョーカーを置いて他に思いつかない。 悪役側に神がかり的な魅力があれば、主人公が地味でも全然成り立つんだな、と感心。 ヒースのジョーカーがこれ1作で終わってしまうのがとても残念。 ブルーレイの美しさを思う存分堪能できる超高画質な点も○。 【ちびまり】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2009-06-30 09:48:00) |
38.《ネタバレ》 ヒトが抱える両面、バットマンが抱える良心…全てを搾り出しても搾り出しても届かないジョーカーの邪心、安易な自己犠牲ではない選択、そして、ジョーカーの抱える漆黒の邪心、ある意味ヒトの愚かさだけに救いを求めるような…寂しさ。お互いに心の底から憎みながらも求めあうような感覚。なんか、本当にいい意味で考えさせられる映画でした、観て良かったと思います。 【TKS_0C7】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-06-22 00:28:00) |
《改行表示》37.《ネタバレ》 エポックメイキングってこういう映画のためにある言葉だろうと思います。 2008年は、期せずして「崖の上のポニョ」も公開されてましたが、時代の流れに迎合せずに思い切ったやり方で作られた映画という点で、両者が共通しているのも感慨深いものがあります。映画館で4回観たのですが、DVD発売後にメイキングを観て、なぜこの映画がこんなに濃いーのか、納得しました。 いろいろカッコよかったですが、一部では活躍不足として不評だったクリスチャン・ベール。活躍しないところが、とてもカッコよかったです。そういう感じ方をするのは女性だけかもしれませんが。ちょっと森進一チックな声ではあったけど(笑。 言うまでもないという感じですが、ヒース・レジャーの挑戦もすばらしかった。この映画で初めて観たのですが、彼はいつもチャレンジしてた人なんですね。もう居ないのが残念です。彼だけでなく、監督をはじめチャレンジングな人たちが集まってチャレンジした、その結晶みたいな作品。チャレンジのほとんどが成功しているのがまた凄い。 ここまで達成されてれば、バットマンのガールフレンドのキャラクターとか髪型とかほうれい線がイマイチでも、もういいです。そのぐらいのことは軽く吹き飛んでしまう圧倒的な何かを受け取った映画でした。 【hatomix】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-04 18:45:28) |