うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

[ウルセイヤツラツービューティフルドリーマー]
1984年上映時間:98分
平均点:7.29 / 10(Review 117人) (点数分布表示)
サスペンスSFラブストーリーコメディファンタジーアニメシリーズものミステリー青春もの学園ものTVの映画化漫画の映画化
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タイトル情報更新(2024-11-22)【イニシャルK】さん
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監督押井守
演出西村純二
平野文ラム
古川登志夫諸星あたる
神谷明面堂終太郎
杉山佳寿子テン
島津冴子三宅しのぶ
鷲尾真知子サクラ
田中真弓藤波竜之介
千葉繁メガネ
村山明パーマ
野村信次カクガリ
二又一成チビ
緒方賢一あたるの父
佐久間なつみあたるの母
池水通洋温泉先生
安西正弘竜之介の父
西村知道校長
永井一郎錯乱坊
藤岡琢也夢邪鬼
島本須美少女(ノンクレジット)
TARAKO
鵜飼るみ子
田中秀幸
塩屋翼
玄田哲章
原作高橋留美子
脚本押井守
伊藤和典(ノンクレジット)
音楽星勝
主題歌松谷裕子「愛はブーメラン」
製作多賀英典
Studioぴえろ(製作協力)
東宝
キティ・フィルム
企画落合茂一
制作ぎゃろっぷ(アニメーション制作協力)
配給東宝
作画森山ゆうじ(作画監督)
やまざきかずお(作画監督)
板野一郎(原画)
吉永尚之(原画)
亀垣一(原画)
高田明美(キャラクターデザイン)
北久保弘之(原画)
美術小林七郎(美術監督/美術設定)
小林プロダクション(背景)
森山ゆうじ(美術設定)
編集森田清次
録音斯波重治(音響監督)
その他東京現像所(現像)
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13.私はこの作品こそ、ある意味「うる星の本質」を原作以上に体現している作品だと思っています。「うる星やつら」の世界とは、まさに「終わらない前夜祭」なのです。作中における「文化祭前夜」とはその象徴であり、「いつまでも楽しい時の中にいたい」という願望を表しています(文化祭は当日よりも準備中のほうが楽しいですからね)。ラムの「みんなといっしょにいたい」という願いは、そのままファンの願いでもあり、それに対し、ラストのあたるの「それは夢だ」というセリフは押井氏の(色々な意味を含めた)メッセージでしょう。それをどう受け取るかはその人次第ですが、私は「どんな楽しいことにも必ず終わりが来ることは覚悟してなきゃいけない。だけど「うる星やつら」という世界があったことは夢じゃない」という受け取り方をしています。この作品を最もファンだった少年時代にリアルタイムで見れたことは本当に幸運でした。
FSSさん 10点(2003-07-01 17:11:49)(良:2票)
12.原作やテレビシリーズ等で既に多くの人々にイメージづけられた個性的なキャラクター達それぞれに、役柄に見合った役をきちんと割り振り、それらがこの映画のために用意されたストーリーの中でその魅力を最大限に示すことができたという点で、正しく原作を消化し、脚色し、自らの世界観に引き込んで新しく再構築するというあまり成功例のない試みに勝利した人物として、特にアニメに関心のない私のような観客にとっても、押井守の名は長く記憶に残り続けた。たとえば生徒をどやしつけながら、今日が何月の何日なのかとうわごとのように言い続ける温泉マーク。あざやかな推理で友引町に起きた奇妙な現象の謎解きをするサクラ。そして宇宙人ならではの素朴さで、自らの夢を楽しげに語るラム。不毛な笑いが売り物のドタバタコメディマンガを原作に、ここまでそれぞれのキャラクターの持ち味を活かしたまま、独特の世界観にまで物語を昇華させた手腕は実に見事というより他にない。「アニメなんて・・・」と抵抗を持つ、実写こそ映画の素晴らしさの一つであると信じて疑わない、私もその一人である。日頃アニメに関心のない人々にこそ、この作品は滅多に観られない傑作の一つとして、是非トライしてみて戴きたいと思う。
anemoneさん 10点(2003-12-08 22:33:21)(良:1票)
11.多分・・・私の映画人生で一番好きな映画。この映画を最初に観た時の感動は言葉では伝えられないなぁ。最高です。
窓歌さん 10点(2003-08-01 04:29:42)(良:1票)
10.《ネタバレ》 青春時代のモラトリアムを、無限ループの世界で描いたある種、哲学的な傑作。女は怖い。
にけさん [映画館(邦画)] 10点(2019-01-10 21:29:02)
9.《ネタバレ》 さて、どこからどこまでが夢でしょうか?
友引高校の校舎が何階建てなのか・・2階3階4階建てといろいろ出ます。
元がギャグ漫画なので、全くもってリアルと対極の位置ながら、そのお馴染みの
メンバーが更に迷宮にハマっていく過程のストーリーがいい。
この作品から押井監督のファンになった人がかなりの割合で居るかと思います。
皆自分と同じオッサンになってるはずだけど・・ 懐かしいだけではない名作。
グルコサミンSさん [ビデオ(邦画)] 10点(2017-04-14 21:20:40)
8.むかし、VHSで何回も見ていました。とにかく見てて飽きない。私はとっても好きな大好きな映画なんですが、高橋留美子さんは嫌いな作品なんですよね。
「らむだっちゃさん?」って無邪気のセリフはギャグですよね。

最後のラムの「責任、とってね!」ってセリフが初めて見た十数年も前から頭の中にあります。
新しい生物さん [DVD(邦画)] 10点(2015-10-13 20:11:23)
7.《ネタバレ》 この映画を最初に見たとき私は高校生でした。当時うる星やつらのいちファンだった自分が、なんの事前情報も無しに見に行ったわけですが、それはもう大変衝撃をうけました。映画が始まった直後からスゥーーーっと音をたてて自分自身が中に入り込むような感じで、あたるたちと学園祭前日を過ごしている自分がそこにいました。で、スクリーンの中で次の日になって、あれっ??あれれ??って自分でも感じる、という、不条理映画をリアルタイムで感じ、温泉マークとさくら先生の喫茶店シーンで背筋が寒くなったのをいまでも覚えています。で、そこからのジェットコースター展開、もう完全にやられました。いまでは映画っていうのは、いかに感情移入できるかとか頭で考えながらみるようになっているわけですが、こんな体ごと入り込んだのは初めてでした。というわけで、なけなしの小遣いで3回も映画館に見に行ったこの映画は、私の中では永遠に満点です。余談ですが、当時はネットもなくデジカメもビデオカメラもなかったわけで、オタクの人たちは一眼レフと三脚でスクリーンの写真を堂々と撮影してました。いい時代でしたね。で、一番カシャカシャってシャッター数が多かったのが、ハリヤーに乗ったラムちゃんが振り返るシーン。あらためてそのシーン今みてみると、ラムちゃん萌え~って感じで、当時のオタクさんたちの気持ちがよくわかりました(笑
ゆうちゃんさん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2012-12-10 11:21:28)
6.原作の持ち味を生かしながらかけ離れた世界観を巧妙に築くことに成功した数少ないTVアニメの映画化。永遠に終わらない、永遠に続いて欲しい諸星家、友引高校とそれをとりまく登場人物たちの夢のような生活がある日突然、どれが夢でどれが現実かという問いかけで始まるミステリアスな展開に発展する。観る者に夢と現実を錯綜させる不思議な感覚を様々な映像効果や音楽で効果的に演出している。原作とTVアニメを知っているファンたちにも満足いくよう単純に終わらないラブコメファンタジーがまた良い。
おすしさん [映画館(邦画)] 10点(2008-01-20 19:34:37)
5.日本アニメーションの最高傑作(たぶん)。「うる星やつら」の世界観(要するに何でもありの世界)を使って、押井守がやりたい放題やった感じ。前作はいかにも高橋留美子的な『うる星』だったが、続編は完全なる押井作品。この監督は、自身のオリジナルよりも、原作付きという「制約」があった方が面白い作品を撮れる気がする(『パトレイバー』然り、『攻殻機動隊』然り)。鑑賞後、世界がこれまでと違って見えた。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 10点(2007-07-27 00:12:43)
4.まあ、皆さんもう色々書いているので省略~
良いものは良い!
私の中でのベスト5に入る一つね~
 
ただし、この映画が原因のひとつとなって、押井氏がうる星やつらから離れてしまったとしって、微妙w 
原作者の高橋留美子先生は、批判的だったそうですね~


(昨日TV版見直していたら、あたるの母親が主役の同じようなストーリーをみて、びっくりw)
ほ~り~ぐれいるさん [映画館(邦画)] 10点(2006-11-15 18:01:51)
3.《ネタバレ》 押井映画最高傑作の1つにして日本アニメ界の金字塔。。。

まあ、余り言ってしまうとアレですが私が定期的に何度も観る映画の1つです。
ともかくこの作品は当の押井氏も言っている様に原作の「うる星」が無ければ出来なかったとか
もしこの「うる星」の世界観無く多元世界を描いたら多分「アヴァロン」に成ってたのかも知れませんね(笑)

さて、作品の内容ですが正に押井さんそのものでして 逆に言えば押井さん以外はこんな映画は作れません。
文化祭前日を永遠に繰り返す事で永遠に現実から逃れられる代わりに現実へは戻れない。
しかし良く考えれば帰るべき現実など本当に存在するのか?いや、そんな物は本当は要らないのでは?
世界全体で同じ夢を見ればその夢は現実に成り得る。だから夢を観続ける。しかしそれで良いんだろうか?
こんな事がテーマの1つに成ってます。

アヴァロンでは現実を虚構の果てに辿り着く理想の仮想世界として描いてますが
押井さんのアイデンティティの中ではつまり自分が現実として暮らすこの世界の非現実さは何よ?
ああ、夢なら覚めて欲しい。どうすれば本当の現実へ行けるの?こういう事なんだと思います。
これはファンの方なら数々の作品観て分かってらっしゃると思いますが。

温泉マークを初めこの世界の不条理を議論し少しずつ謎を解き明かす事で真理を得て最後は現実世界へ帰還する。
つまり不条理から抜け出したいのなら自分がそれを本当に望み戦わない限り永遠に抜け出る事は出来ない。

タイプは違いますが宮崎駿監督がある意味押井さんの対極に居る人で
雑誌の対談とか見ても喧嘩はしてますがやはりお互いを認め合わざろ得ない。(と、私は勝手に理解しております。。。)
例えるなら紙の裏表の様な関係なのかも知れません。

話が脱線しましたがつまりいま我々が暮らすこの現実を現実として受け入れてしまっている非現実さ。
これをうる星の世界観とカフカやダリの啓示に透過させながら作った事がこの傑作を生んだんだと思います。
一般人さん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-22 20:26:48)
2.これに関しては少なからず関わっていたので、評論したり他人顔でコメントするのはフェアじゃないんだけど……。女性論理で描かれた原作を、男性論理でとことん突き詰めるとこうなるという観方もあるのよねって一応それだけ。
柿木坂 護さん 10点(2003-09-28 14:59:56)
1.ありがとう!ありがとう!!オタクになりたくないが… ラムちゃん、あたる。しあわせにな…
taichan.さん 10点(2003-01-10 22:35:12)
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【点数情報】

Review人数 117人
平均点数 7.29点
000.00%
110.85%
210.85%
343.42%
432.56%
597.69%
62017.09%
71916.24%
82521.37%
92218.80%
101311.11%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.25点 Review8人
2 ストーリー評価 8.45点 Review11人
3 鑑賞後の後味 8.63点 Review11人
4 音楽評価 8.20点 Review10人
5 感泣評価 7.42点 Review7人
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