5.1作目をぬきにしてこの評価。前半は高島忠夫&藤木悠の珍道中が見所で後半は日米2大怪獣の世紀の対決が見所。しかし、有島一郎の存在も見所と言っていい。彼がいなければこの映画の「喜劇」としての魅力は半減しただろう。タコ部長は最高の傑作キャラだ。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2005-03-03 12:53:39) (良:2票) |
4. これこそが『日本の特撮映画』だ。怪獣側と人間側、南海の孤島と北極海、ビジネスに走る者と愛に走る者、そして当然、キングコングとゴジラ、というように、常に対極を交互に描きながら、それらがぶつかり合うクライマックスへと持ってゆく手法は、古典的ではあるが、観客を惹きつける脚本の王道でもある(他には「モスラ」がそうだ)。細部に荒唐無稽な部分があっても、テンポの良さの方に重きをおいたと言うことができる。特撮映像も、東宝特撮の特徴でもある明るいオープンセットを生かしたもので痛快である。レビューが技術論に走ってしまうと、現代の映画ばかり有利になってしまうが、総体として怪獣映画史上では10点の位置としたい。 なお、最近の怪獣映画で、怪獣に人が殺されるシーンをはっきり見せたからリアリティがあったという感想があった。監督側も、過去の映画のような暗示はもどかしい、ナマで見せてしまう方が客が喜ぶということだろうが、そうやって観客を呼ぼうという目論見は、より強い刺激を求めるマニアを満足させる一方で、他の多くのファンを失わせる、言わば特撮映画ファン人口の「縮小再生産」を生み出しているように思う。いい加減に今の特技監督たちには目を覚ましてもらいたい。「キングコングの逆襲」で円谷英二監督が反対して、あえて赤い血を流させなかったことをもう一度思い直すべきである。 |
3.小学生の頃劇場で観て大感動!!以後劇場で6回見たのを含めてビテオの無い時代にテレビ放映ではほぼ全回観ていました。もちろん今はビデオで時々観ています。当時の特撮にしては丁寧に作っていると思われる場面を一つ。キングコングが手に持った木を根っこの方からゴジラの口に突っ込むシーンで、安上がりに作るならゴジラが木を吐き出すか手で払うところですが、本編はゴジラが木を口に突っ込まれながらも火炎放射を吐き、口の中で木が燃え出し、キングコングの方から木を放してしまいます。マニアックアァンの個人的点数として10点です。 【ダルコダヒルコ】さん 10点(2003-11-26 01:29:14) (良:1票) |
2.昔、人々がまだおおらかさを持っていられたころは、こういう映画こそ望まれていたものだった。ハードボイルドなゴジラ映画、サディスティックなゴジラ映画ばかりが作られ、観客を集めているのが現状ではあるが、疲れ果て、癒しが欲しい時代になったからこそ、本作のような映画も必要なのではないだろうか。私は別に、ゴジラが熱戦で人を蒸発させようが、学校を襲って子供たちにまで容赦なく牙を向こうが問題ないと思うが、そういう映画を毎年繰り返す必要はないのであって、たまに「癒しのゴジラ」もはさんでもらいたい。いや、映画は怖いゴジラに任せて、癒しのゴジラをウルトラマンのようにテレビ放送してくれたら最高なのだが・・・・・・さすがにそれはきついだろうな。 【∞】さん 10点(2003-05-21 18:56:54) |
1.これこそ怪獣映画の傑作だ!怪獣バトル、破壊、喜劇、自衛隊の描写、伝説、そして男女の愛など、怪獣映画に必要な全ての要素が揃っている!! 【星一郎】さん 10点(2003-04-10 14:50:32) |