1.《ネタバレ》 ちょっとだけTV版の感想も。
初めて『ガンダム』と言うものをしっかり見た作品、VとGは飛び飛びでしか見れませんでした。内容も戦闘員としては完成した主人公たちが人間として別の意味で成長する過程が当時非常に新鮮で、ガンダムの格好良さやストーリーの深さ(異議が出ると思いますが、当時はDBや幽白みたいなのしか見てなかったので)と相まって現在でも私の中で2番人気のガンダムとなっています。
そんな私の中の全米が感動したTV版の後日談的作品。今更話すことでもないですが、話としてはジジィと小娘をダシにして『真の平和』へと人類を歩きださせるとでも言えばいいのでしょうか?元々OVA全3巻なので、尺の割には良くまとまっていると思います。
デュオ、カトル、トロワの三人は相変わらずで五飛は欲求不満に、ヒイロはスパッツを脱ぎ捨て少し丸くなってました。
五人の昔話が聞けたり戦闘シーンが気合入っているのは嬉しいですが、『真のオペレーションメテオの説明いる(ある意味TV版否定)?』とか『サーペントってビルゴより弱そう』等不満点も。
おまけに内容はほぼOVA版なので、ほかの方も言っていますが劇場版にする意味とこれに金払う意義が少ないのも事実。
しかし私はそれを差し引いても10を付けます!物語中盤のウイングガンダムゼロカスタム(私の中のNo.1 MS)出撃シーン。OVAでは何とも思いませんでしたが、劇場版のテーマ曲である『LAST IMPRESSION』をBGMにしただけで鳥肌ものの映像に!ラストでヒイロがリリーナの護衛(OVA)から町の雑踏に消えていくシーンに変えたのも、自分の能力を使わずに、平和に暮らし始めたと考えれば評価できます。
デュオファンの方には、エンディングで値切りしている彼のおさげが犬の尻尾のようにフリフリしているのがグッと来るとだけ言っておきましょう。
細かいことをダラダラと申し訳ありませんでしたが、最後に一言。ラシードとグラサン!工事現場ではヘルメットしろ!!同業者として見てられん!!