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おかしな奴(1963)

[オカシナヤツ]
1963年上映時間:110分
平均点:9.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマコメディ
新規登録(2006-07-31)【青観】さん
タイトル情報更新(2019-06-28)【イニシャルK】さん
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監督沢島忠
キャスト渥美清(男優)三遊夢歌笑
三田佳子(女優)おひさ
南田洋子(女優)春藤ふじ子
佐藤慶(男優)しゃもじ
加藤嘉(男優)高水為吉
石山健二郎(男優)三遊亭金楽
田中邦衛(男優)藤田三吉
渡辺篤(男優)あんま宅悦
十朱久雄(男優)円八師匠
清川虹子(女優)高水やす
坂本武(男優)春藤喜一
脚本鈴木尚之
配給東映
美術北川弘
編集田中修
録音小松忠之
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1.《ネタバレ》 小林信彦先生の評価は低かったけど、個人的にはツボにはまりまくった逸品。本作は、終戦直後の爆笑王・先代三遊亭歌笑の、不遇な少年期を経て一躍時代の寵児となり、やがて迎える壮絶な事故死までが描かれている。扮するは後年の喜劇王・渥美清。私は映画の一部やラジオなどで歌笑の落語を聴いたことがあるが、渥美清が真似る口調は驚くほど巧い。また、石山健二郎扮す師匠もモデルの三代目金馬に大変ソックリで、「しゃもじ」なる兄弟子の佐藤慶もずっと一席聴きたくなるほど絶品。劇中での芸名は明かでないが、渾名が「しゃもじ」の三遊亭銀馬という兄弟子は実在している。尤も映画とは異なり、芸も余り評価されなかったらしく、ちゃんと戦後も生き延びている。かくして虚実織り交ぜた話ながら、誇張も映画的な味付けとして実に楽しく、テンポの良さに繋がっている。一方で史実も丁寧な描写が多く層が厚い。あと忘れてならないのは佐藤勝の哀愁に満ちた音楽。これがラストでも功を奏し涙滂沱。まさに心の殿堂に入れておきたい大傑作だった。
丹羽飄逸さん [ビデオ(邦画)] 10点(2008-02-11 19:26:34)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 9.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
9150.00%
10150.00%

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