1.《ネタバレ》 久々にむかついた映画でした。そしてこれはむっちゃ褒め言葉なんです。むかついたというのは、それだけ話に感情移入して、作中のマスコミや掲示板の煽りオタクなどにむかついたと言うことです。一緒に観に行った彼女と、「こいつらよっぽどヒマなんやな」と言ってました。
でもリアルに今の日本の裏の顔を物語ってますよね。身近でああいうことが起こらないと分からない、でも確実に世の中には広がってる現象みたいなものが。けっこうこの映画のそれは誇張表現だったかも知れませんが、実際に掲示板とかでああいった風な書き込みは見たことありますし、現実に可能性のあることなんだとわかったら、しかもそれが自分の住んでる日本であり得ることなんだと思ったら、無性に腹立たしいようなものを感じました。
他人はどうかしりませんが、私は自分につながりのない人が誰と結婚しようが離婚しようが、逮捕されようが、極端な話亡くなろうが、知ったこっちゃないです。そういう意味ではテレビのワイドショーとか大っ嫌いです。芸能人の恋愛ネタがそんなに面白いのか??どっかで起きた事件とかでも、みの○んたに好き放題コメントさせて何か面白いのか??と言いたくなります。人のアラとかって、そんなに一生懸命掘り出したりしなきゃいけないんですか?同様の気持ちがこの映画を観てる時に沸々と沸いてきました。
犯罪加害者の家族って実際このくらい迫害を受けてるんでしょうか。さすがに身近にそういう人がいないので現実を知りませんが、だとしたらその人達をかばえない周りの人達は最低ですね。なんぼ身内がと言っても、直接その犯罪と関係のない人にまで危害を及ぼすような事はナンセンスですし、被害者の関係者とかならまだわかりますが、関係のないやつはすっこんでろ!!って感じですね。
そういった思いを改めて強くしてくれた映画です。満点です。最高です。よく出来すぎてて腹立ちます。もう一度言います、最高でした。