3. 哀愁を帯び、誰とも交わる事の無かった悲しきボクサーが、ただ「それ」を護る為に戦う。
友と出会い、愛する者と出会い…護るものに出会ったとき…日常は激しく変化し、加速的に命を縮めてゆく運命にすら出会ってしまうのが悲しい。
奇妙な友情を胸に抱き、友はそれぞれの戦いに赴く。
そして恋にも似た感情を抱きつつメリーゴーランドで待つ女の眼に映ったもの…それは愛するものの影か?それとも…ただの幻影だったのか?
…エリッククラプトンの切ない調べに乗ってミッキーロークの魂が激しく胸を打つ!
これこそ、切なく悲しい…耽美なる映画。
透明な気持ちで観る事をお勧めする素晴らしい大人の御伽噺なのです。