55.《ネタバレ》 初回上映に映画館で見てボロボロ泣いた想い出。 もちろんブルレイも持っていて、何度も何度も見たのに、 何気なくつけたBSでやってて、途中からだけど没頭。 面白い映画、迫力のある映画、感動する映画、楽しい映画、考えさせられる映画。 他にもいろいろある映画の中の、綺麗な映画。 この映画は本当に綺麗だ。映像も物語も。 Kコスナーは綺麗な映画が多い。 ファンダンゴ。ダンスオブウルブス。パーフェクトワールド。 まるで絵画を見るような映像。 この映画もしかり。 満足したように去っていくドクター。 嬉しそうにトウモロコシ畑に消えていく作家。 父との再会。 ふりかえった目に映るブランコに揺られる妻と子供。 どれもが綺麗な絵のようだ。 そしてキャッチボールをする二人。 全てが美しいく愛おしく慈しみ深い。 そしてAマーディガンの美しさと言ったら。 余計な口も挟まず、出しゃばりもせず、ただライトを灯し 幸せそうに二人のキャッチーボールの姿を見送る。 ケビンコスナーの映画はなんでこんなに綺麗な作品が多いのだろう。 この映画が好きな人で、ファンダンゴを見たことがない人は見て欲しい。 きっと大好きになると思う。 【こっちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2024-08-12 14:58:06) |
54.《ネタバレ》 2021年8月12日、ヤンキースとホワイトソックスの試合がアイオワ州ダイアーズビルで行われた。そう、この映画で使われた球場。両チームの選手がトウモロコシ畑から出てくる入場シーンの演出に歓喜して歓声を送るアメリカの野球ファンに、この映画に抱く思いを強く感じた。世界の野球人口は3500万、アメリカだけでも1500万、その頂点MLBの選手はわずかに1200人。まさにきらびやかなスーパースター軍団メジャーを目指して挑戦し、挫折する若者がどれほどいるか。彼らにも、それぞれの人生があった。レイの父も医者になったグラハムもそうだった。夢を追いかけても叶わず違う道を歩んだ者がほとんどなのだ。夢は野球に限らない。他のスポーツでも、学問でも芸術でも同じだろう。この作品は、挫折を味わって、その後の人生を懸命に生きた者たちへの賛歌なのだ。だから皆の胸を打つ。 【戸沢一平】さん [インターネット(字幕)] 10点(2022-06-08 19:04:20) |
53.《ネタバレ》 映画はいかに最初に「大嘘」をつくかが勝負だ。手短なモノローグによる自己紹介、そしてすぐに天の声、主人公を取り巻く環境を極力省き、ついにはスタジアムの幻想まで、と畳み込むような展開のおかげであっという間にこの映画の世界に引き込まれていく。トウモロコシ畑をいきなり野球場に変える男を下手に説明しなかった作り手側の勝利だ。そのおかげで次から次へと浮かび上がる疑問とその答えへの導き方に「んな、訳ないだろう」なんて事は考える暇もなくストーリーが展開していく。こうなると、強引な展開ではなく最終的な答えを見つける旅に観客も付き合うようなある種の「目的」が生まれていくのだ。年老いたドクター・グラハムを見つける1970年代の町並みも、途中で拾うヒッチハイカーもすべては「目的」のためのファクターなのだ。目的を目指すいわば観客代表であるケビン・コスナーはまさに適役。投げ方で本当の野球少年だった事がわかる。また妻役のエイミー・マディガンも素晴らしい。「娘を紹介したら?」という素敵な助け舟を出し、そっと球場のライトをつける彼女は最高だ。バート・ランカスターも晩年としてこの映画にあれほど素敵な役で出てくれたこと自体がうれしい。そしてこの作品のすごいところは俳優に負けず劣らず演出がさえまくっていること。たとえば全編通してぐっと来るのはシューレス・ジョーの声だ。彼の声はどんなに離れていてもささやく程度だ。普通なら絶対聞こえない距離も彼は小さく語る。その言葉は主人公にしっかり届いているのだ。まさにファンタジー!そしてすばらしいのは、球場に現われる彼らはすべて自分が何者かを自覚していること。それが老ドクターに姿を変えたムーンライト・グラハムへの暖かい言葉へつながり、最後に残ったあの人との会話に結びつくのだ。それにしてもラストのキャッチャーミットを脱ぎ、こちらに気づき振り返るあたりから目頭が熱くなる。映画史上でも屈指の名シーンだ。彼はフルネームを名乗り、主人公は躊躇してファーストネームしか名乗らない。それでもなお感極まって最後に一言「DAD」というと、あの人はためらうことなく振り向くのだ。今年で7回忌になる父とのキャッチボールの思い出がこの映画を見るたびによみがえる。 【やしき】さん [映画館(字幕)] 10点(2018-02-25 23:14:52) (良:4票) |
52.《ネタバレ》 ○落としどころは親子、特に父と息子。ファンタジーなのにそこまでその色が濃いわけでもなくエンディングも含めて嫌味が全くない。演者も皆が生き生きしている。○特にケヴィン・コスナーは二枚目の役のイメージだが、こういうとぼけた役の方がもしっくりくる。純粋で周りとの温度差に鈍感なところは絶妙だった。○また音楽も良い。バグパイプの印象があるジェームズ・ホーナーだが、ピアノとギターとで素敵に映画を彩っている。○定期的に見たくなる。何かに迷った時きっと後押ししてくれるであろう作品。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 10点(2016-07-17 23:52:17) (良:2票) |
51.《ネタバレ》 タイトルにもありますが、これは夢、それも男にとって最高の夢を描いてくれている作品です。 栄光を求めながら、手に入れられなかった、また栄光への道を途中で奪われた男たちの夢、そして親子の確執を後悔している男の夢、そういったものを、自らの生活を犠牲にしてまで叶えようとする主人公一家の姿・・・誰が何と言おうとも私はこの作品に満点をつけたい。 【TM】さん [地上波(吹替)] 10点(2015-09-30 21:43:28) |
50.《ネタバレ》 参った、、、もう泣きっぱなしや(苦笑)もう何度も観てて、どうなるかも分かってたのにねぇ。ええ、かなり「無茶」な展開なことは承知してますよ。やっぱりあれかな、この歳になって、子の父親になって、いろいろあった事を考えながら観ると、改めてクルね~~。もう最後のとこは涙ボロボロ(笑) あと、今観て気付いたこと。「シューレス・ジョー」をレイ・リオッタが演じてたこと!いやーいい演技だ、マジで。思っていたよりスピーディな進行と、思いっきりファンタジーな方向に迷わず振っているのがとってもグッド!奥さんのお兄さんが今まで見えなかった選手たちが「見えた」瞬間は最高!!やばいまじでほんとよかった。まさにロマンチック。こんな素晴らしい映画に出会えたことに感謝致します。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-11-08 12:30:11) (良:2票) |
49.こんなに鳥肌のたった映画は久しぶりだった。たたみかけるようにやってくるラストの展開には脱帽だ。 |
48.続編、W.P.キンセラの マイ・フィールド・オブ・ドリームス を読んで2度感動しました。 ---BOOKデータベースより---- 世界中を感動させた映画『フィールド・オブ・ドリームス』の原作者・キンセラ氏が、新しいアメリカンヒーロー、イチローを描いた。 ・目次: 第1章 マイ・フィールド・オブ・ドリームス: 第2章 ベースボール、マザー、アップルパイ: 第3章 彼は魔法使いだ!: 第4章 野球を観ることは想像すること: 第5章 イチローの魔力: 第6章 メイド・イン・ジャパン: 第7章 イチローはモデスティ・謙虚だ: 第8章 イチローが英語を話した!: 第9章 彼は僕を幸福にしてくれる: 第10章 新しいアメリカン・ヒーロー: 第11章 “イチローと野茂”アイオワにきたる 【午後のコーヒー】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-02-26 20:15:07) |
47.野球好きの、野球好きによる、野球好きのための映画…とは言い過ぎでしょうか? 私も父とキャッチボールしながら育ちました。しかし気がつけば父に反抗ばかりし、その期待にこたえることは出来ませんでした。藤村冨美男の現役時代を知る人は、かなりのご高齢です。団塊の方は、かすかに記憶があるかな? しかし殆どの世代は、伝説でしかありません。そんな共通のファンがコーン畑のフィールドに会し、天国の藤村選手や村山選手と無邪気に野球が楽しめたら、どんなに素晴らしいでしょう。野球には、世代間のギャップを埋めてくれる魔力があり、置き去りにした忘れ物を思い出させてくれます。ラストシーンの音楽とアイオワの雄大な風景に、私に野球選手になってくれと願っていた父の気持ちと、想像でしかない野球少年の父の姿が重なる瞬間、胸がつまります。今までで一番泣いた映画です。数ある野球映画の中ではNo.1です。野球ファンに生まれて本当によかった! 【元締・虎】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-02-17 18:55:55) (良:1票) |
46.《ネタバレ》 みんな夢を叶えるために集まってくるなんて素敵じゃないですか。なんともロマンティックです。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-24 06:08:03) |
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45.《ネタバレ》 公開時に見て以来久しぶりに見ました。僕自身が年齢的にも若いときに見るのと、レイ・キンセラの年齢に近付いた時に見るのでは印象が違いました。 現在、僕の親父は彼の父と違いすこぶる元気です。この映画を見たら何が親孝行かは分からないけれど親孝行しなくちゃと考えてしまいます。 今度実家帰ったら、キャッチボールではベタ過ぎるので、冷たいビールでも一緒に飲もうかと思います。とても後味良い映画でした。 【たろう】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-21 21:20:47) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 とてもファンタジーで楽しめます。ありえない話ですが素直に見れました。最後の父親が出てくるシーンには本当に泣けました。キャッチボールは良いものですね~。 【ユウヤ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-15 21:43:25) |
43.果たせなかった夢と父子の関係を、これほど上手く、そして優しく描いた作品が他にあるでしょうか。音楽も最高、映像も低予算ながらいい出来に仕上がっている。果たせぬ夢があった人、そしてすべての男性にオススメ。見終わった後、父親とキャッチボールしたくなる映画です。 |
42.《ネタバレ》 いきなり野球場を作ってしまうという、間違えば物語を台無しにしてしまいそうな唐突感をうまく処理している。個人的にはこの映画の音楽は特筆ものだ。物語の邪魔をせず、静かに流れ続けて夢心地のまま映画に溶け込ませている。すべての登場人物もこの映画の独特なトーンに調和し、演出にあざとさがない。昔見たときの心地よさを再確認しながらの鑑賞だったが、更に良い時間を、初回よりも良い時間を過せた。 |
41.《ネタバレ》 「キャッチボールしない?」何度観ても、ラストのこの台詞で号泣してしまいます。 【ひで】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-10-30 13:03:42) |
40.《ネタバレ》 野球少年だった自分にとっては永遠の宝物である作品です。野球というスポーツを通して父親と息子の関係を心温まるストーリーで描いてくれたこの映画に感謝の気持ちでいっぱいです。ラストのキャッチボールのシーンは涙なくして観ることは出来ません。レイ・キンセラ「父さん、一緒にキャッチボールを」シューレス・ジョー「ここは天国かい?」レイ・キンセラ「アイオワさ!夢が叶った気分だ!」何て最高のやり取りなんだ! 【青観】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-11 07:29:37) (良:1票) |
39.この映画何度見ても泣くんです。それも普通の泣き方じゃないんです。しゃくり上げながら泣くんです。ものすごくツボにはまるんです。父親の人生なんか考えた事無かったのに、この映画を見たとき“親父の夢って何だったんだろう”て考えてしまうんです。既に他界した父親に会いたくなります。家族の為に色々な事を我慢してくれた父親と、もう一度キャッチボールがしたい。そんな思いを起こさせてくれる作品です。 【みんてん】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-05-27 12:34:13) (良:6票) |
38.初めて映画館で観た時は7点程だったが、殆ど会話した事が無くあまり好きとは思えなかった父親が死んだ後しばらくして見たらラストで号泣してしまった。この映画のとおり理解することが出来なかった自分の父親にも青春があったのだと思った。子供や他人の前では出せない色々な苦労や悩みがあったのだと思った。闘病中から最後までそれを俺の前では全く見せなかった父親は男だったのだと初めて思った。出来れば父親の青春時代に友達として出会い、将来の夢や恋愛について話してみたいと思った。(40歳) 【カスミン】さん 10点(2005-01-25 22:51:17) (良:3票) |
37.自分は大リーグにも野球そのものにも疎いし、男性でもないけど、この映画には感動しました。初めて観たのは確か12、3歳の頃だったけど、この映画の幻想的で温かい世界観に魅了され、父親と息子の絆みたいな、作品のテーマもしっかり感じ取れましたよ(^^。トウモロコシ畑の向こうはどうなってるんだろう?と楽しく想像力を掻き立てられたり、境界線を越えて子供を救ってくれた若者だったじいさんや、最後のキャッチボールシーンなど、今これを書きながら、それらのシーンを思い出して泣けてきます。温かくて優しくて、心が洗われる映画。 |
36.主人公の同世代、35歳以上の男性しか良さが分からない、という作品ではないと思う。だってこの作品は、11歳の頃の私の心の琴線にだって突き刺さった。ラストシーンの美しさでは、この作品は私の中でベスト5には間違いなく入る。全てが救われたような、赦されたようなカタルシス。これは野球映画ではないです。夢見ることの大切さを説いたものでもない。これは人生で1度も馬鹿をしなかった大人たちの為の御伽話。大多数の人間は、「堅実」という名の、賢明でありながらも狡猾な保身に生きる。それは良識的な欺瞞と諦念だ。この作品にはそんな、負け戦に臨まず、結局安全圏から出ることもなく、堅実な人生を送った人々への辛辣な慰安がある。負け戦に望んだ主人公の姿は、堅実な人生を歩んだ人の心にほど、響くのではないかと思う。たまに部屋の棚の奥から劣化したビデオを引っ張り出す。良い作品だと、今でも思う。考えてみたら子役のギャビー・ホフマン、1982年生まれの、今は立派な大人の女性。月日の流れるのは何と早く、人生はなんと短い。初めて観てから、あっという間に15年も経つ。 【ひのと】さん 10点(2004-07-22 11:54:21) (良:4票) |