2.正直言って、前半は苦しくて仕方なかったです。
虐待される子役が可哀想で直視してられなかった。
演技なんだ、フィクションなんだ、と自分に言い聞かせながら見てたけど、苦行のようでした。
僕も小学生のとき、授業中にお漏らししたことがあって、クラスメートが雑巾とバケツを持ってきて掃除してくれたことをよく覚えている。
もし逆の立場だったら、僕は掃除してあげられただろうかと考えさせられます。
中盤以降、この苦行の解決方法が提示されるわけですが、涙が止まりませんでした。
この作品は子を持つすべての親と教師に見てもらいたい。
こういった問題はケースバイケースで、同じ方法ですべてが解決するとは思わないけど、この方法で救われる人が少しでも居るのなら、作品を見る価値はあると思います。
いい役者を揃えた良作で、それぞれ素晴らしい演技をされていましたが、どんなに演技力の高い俳優さんも子役の笑顔には勝てませんね。
作品を見終えて、なんだか心が穏やかになったような気がします。
何かが僕を抱き締めてくれたのでしょうか?