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ブルックリン

[ブルックリン]
Brooklyn
2015年カナダアイルランドベルギー上映時間:112分
平均点:7.04 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-07-01)
ドラマ青春ものロマンス
新規登録(2016-06-10)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2017-07-27)【+】さん
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監督ジョン・クローリー〔監督〕
キャストシアーシャ・ローナン(女優)エイリシュ・レイシー
エモリー・コーエン(男優)トニー・フィオレロ
ドーナル・グリーソン(男優)ジム・ファレル
ジム・ブロードベント(男優)フラッド神父
ジュリー・ウォルターズ(女優)キーオ夫人
フィオナ・グラスコット(女優)ローズ・レイシー
ジェシカ・パレ(女優)ミス・フォルティーニ
ノーラ=ジェーン・ヌーン(女優)シェイラ
マイケル・ゼゲン(男優)マウリツィオ・フィオレロ
エヴァ・バーシッスル(女優)ジョージナ
脚本ニック・ホーンビィ
音楽マイケル・ブルック
撮影イヴ・ベランジェ
配給20世紀フォックス
美術フランソワ・セグワン(プロダクション・デザイン)
編集ジェイク・ロバーツ〔編集〕
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3.《ネタバレ》 観る前の予想に反して、泣けた泣けた。
ホームシックになって仕事中も泣きそうなエイリシュ、姉からの手紙を手にして号泣するエイリシュ。手紙を何度も読み返すエイリシュ。知らない人ばかりのニューヨークの雑踏の中で寂し気な表情のエイリシュ、もう泣けて泣けて。
これ入力してる今も思い出して泣ける。
でも自分を愛し特別な存在としてくれるトニーが支えとなり笑顔の接客ができるようになるのね、
すごくよくわかるわぁ。人ってやっぱり拠り所っていうのは必要なんだなと。
けれど、そんなトニーのこともどこか迷いがあって多少成り行きみたいに入籍しちゃう。そして故郷へ帰れば垢抜けて簿記の資格もあるエイリシュに手のひらを返したような好待遇。そりゃそうなったら迷うよね、ひとりになった母親のこともあるし。

そこにミス・ケリー、エイリシュは「ここ」は故郷だけど生きていく場所ではなくなったことをはっきり自覚する。
何かある度に街中に知れ渡り噂になる、放っておいてくれない街なのです。ニューヨークとの決定的な違いってそこなんじゃないかなと。もとから規模が違い過ぎますけどね。自分を気にする人は大切な人たち、限られた人たちだけでいいと思うんですよね。
アメリカ行きの船で偶然相部屋になった人が「帰るんじゃなかった」みたいなことを言ってたけど、その意味が理解できました。母や姉も下宿や職場の人たちもぱっと見はきつそうなんだけど、実は思いやりも優しさもありサラリとしていていいですね、干渉しすぎない人たち。ラストのトニーとの再会のとこでまた泣けた。泣かせようとしてるものは特に無いのにこんだけ泣けた映画は初めてかも。個人的にそこが高評価の理由にもなるかな。
特別なことはないけれど50年代と移民を背景に、ひとりの女の子の自立、成長、自分の人生を掴むというものが丁寧に描かれていていると思います、映像も美しい。アイルランドの色であるグリーンと髪の色のコントラストがいい、トニーと付き合いだしたころからコートの色がグリーンから赤に変わる、船の相部屋のお姉さんも赤いコートだったっけ。
スパゲティを知らなかったエイリシュがアメリカに馴染みだしたサインなのかな?シアーシャ・ローナン自身アイリッシュなんですよね。

トニー役のエモリー・コーエンは初見なんですが、どうかするとジョニー・デップに見えるのよ、特に目が似てる。
ところで簿記を英語でも「ボキ」と聞こえて「bookkeeping」がそのまま日本語になったと知りました、洋画を観て知ったことがまたひとつ増えました。簿記検定の経験はあるけどそんなこと言ってた先生はいなかったような気がする。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2021-05-07 12:53:09)
2.《ネタバレ》 シアーシャ・ローナン、いい女優になりましたね。
エド・シーランの『 Galway Girl』のPVでは今風の女性を元気よく演じてますが、この作品ではこの時代の若い女性の雰囲気をつかんでました。少し体重も増やして臨んだのかな。
故郷と新天地での環境と人間関係のはざまで揺れる女性の成長譚ですが、久々に王道の映画を観て満足した気分になれました。
終盤、かつての自分と重なる女性にアドバイスするシーンでは彼女の成長が見て取れます。
そして、道路越しに夫と再会して抱き合うシーン。ホント、なんてことないんですけど、最近こういう当たり前のことを当たり前に見せる映画に出会ってなかったからか、すがすがしさがハンパなかったです。
レイブンのかなづちさん [インターネット(字幕)] 10点(2021-02-19 15:26:37)
1.《ネタバレ》 掛け値なし、満点。一般人には船便しかない時代のホームシック、姉の死により故郷に一旦戻ったときにあふれ出てしまう里心。最後の決断はカトリックゆえの葛藤の結果。なによりも画面にあふれる色彩の素晴らしさ。最初の航海での出来事が、ニューヨークに帰って行くとき経験者としてくり返される、このエピソードは原作にはないんだけど、ここがとりわけ素晴らしい。サーシャ・ローナン(たぶん発音どおりだとこう、もしくはショーシャかな)を愛でる作品としても秀逸でした。それから、同時代のアイルランドやカトリックを知る意味で「あなたを抱きしめる日まで」は必見。ほぼおなじ時のアイルランドでの状況を知ることができるし。また、「キャロル」は同時期のアメリカの状況を教えてくれるうえに、川向こうマンハッタンのデパート物語でもあるし。そして逆側のニュージャージーのイタリア系移民の実情を知ることのできる「ジャージャー・ボーイズ」もあわせてご覧になれば、この作品を立体的に捉えることができるでしょう。ついでに「雨に唄えば」もお忘れなく。そうそう、イーストウッドの「ミリオンダラー・ベイビー」にもつながる話なのだよね、この物語は。
shintaxさん [映画館(字幕)] 10点(2016-07-18 14:52:53)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 7.04点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4312.50%
528.33%
6520.83%
7312.50%
8625.00%
928.33%
10312.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞シアーシャ・ローナン候補(ノミネート) 
脚色賞ニック・ホーンビィ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
主演女優賞(ドラマ部門)シアーシャ・ローナン候補(ノミネート) 

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