ALI アリのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > ALI アリの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ALI アリ

[アリ]
ALI
2001年上映時間:157分
平均点:4.82 / 10(Review 96人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-05-25)
ドラマスポーツもの伝記もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-09-26)【TOSHI】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督マイケル・マン
助監督マイケル・ワックスマン
キャストウィル・スミス(男優)モハメド・アリ
ジェイミー・フォックス(男優)ドリュー“バンディーニ”ブラウン
ジョン・ヴォイト(男優)ハワード・コーセル
マリオ・ヴァン・ピーブルズ(男優)マルコムX
ロン・シルヴァー(男優)アンジェロ・ダンディ
ジェフリー・ライト〔男優〕(男優)ハワード・ビンガム
ミケルティ・ウィリアムソン(男優)ドン・キング
ジェイダ・ピンケット・スミス(女優)ソンジー
ノーナ・ゲイ(女優)ベリンダ
ジョー・モートン(男優)エスクリッジ
ポール・ロドリゲス[男優・1955年生](男優)フェルディ・パチェコ医師
ブルース・マッギル(男優)ブラッドリー
バリー・シャバカ・ヘンリー(男優)ハーバート
ジャンカルロ・エスポジート(男優)モハメド・アリの父
アルバート・ホール(男優)イライジャ・ムハンマド
デヴィッド・キュービット(男優)ロバート・リプシテ
テッド・レヴィン(男優)ジョー・スマイリー
マリック・ボーウェンズ(男優)ジョセフ・モブツ
ブラッド・グリーンクイスト(男優)マーリン・トーマス
ゲイラード・サーテイン(男優)ゴードン・デヴィッドソン
ウェイド・ウィリアムズ[男優](男優)ジェローム
ジョン・オーティス(男優)マディソン・スクエア・ガーデンのレポーター
小山力也モハメド・アリ(日本語吹き替え版)
長島雄一ドリュー“バンディーニ”ブラウン(日本語吹き替え版)
糸博ハワード・ビンガム(日本語吹き替え版)
菅生隆之マルコムX(日本語吹き替え版)
手塚秀彰ドン・キング(日本語吹き替え版)
山像かおりベリンダ(日本語吹き替え版)
安井邦彦エスクリッジ(日本語吹き替え版)
宝亀克寿ハーバート(日本語吹き替え版)
中村秀利モハメド・アリの父(日本語吹き替え版)
伊井篤史(日本語吹き替え版)
脚本マイケル・マン
エリック・ロス
スティーヴン・J・リヴェル
音楽リサ・ジェラード
挿入曲アリシア・キーズ"Fight"
撮影マイケル・マン(カメラ・オペレーター/ノンクレジット)
エマニュエル・ルベツキ
製作マイケル・マン
ガスマノ・セサレッティ(製作補)
ジェームズ・ラシター
マイケル・ワックスマン(共同製作)
ジョン・ピーターズ
A・キットマン・ホー
配給松竹
日本ヘラルド
特殊メイクグレッグ・キャノン
衣装マルレーネ・スチュワート
編集ウィリアム・ゴールデンバーグ
スティーブン・E・リヴキン
字幕翻訳岡田壮平
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(10点検索)】[全部]

別のページへ(10点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.マイケル・マン監督の映画に出てくる「男たち」は、常に寡黙でありながら雄弁で、饒舌でありながら静謐だ。何ものかに挑む時、彼らは黙々と行動する。ただ黙って闘い、殺し、愛し、勝利し、敗北し、死んでいくのだ。命を賭けるものがあるなら、「男たち」は迷うことなく“死”へと突き進む。安っぽいヒロイズムや、無鉄砲さとはあくまで無縁の、「運命に挑み、その結果を受け入れる者」としての孤高と諦観を漂わせて。

アリもまた、そんな“マイケル・マン的「男たち」”のひとりとして、マンの世界(マン・ダム!)に召還された。この、蝶のように舞い蜂のように刺す天才ボクサーは、一方で「ほら吹きクレイ」と呼ばれるほど挑発的な言動を繰り返す。試合前のインタビューで、試合中も相手ボクサーに対して、“暴言”を吐き続けるアリ。そこに、黒人である彼の、アメリカの白人社会へのレジスタンスが込められていることは、間違いない(そんなアリの最大の理解者が、白人のスポーツキャスターであったこと。それもまた、アメリカの一面であることを示すあたりの心憎さ!)。が、この映画は、そんな「社会派」風の、あるいは「ヒューマン・ドラマ」風の側面以上に、アリというひたすら饒舌な男のなかにある“寡黙さ”を、ほとんどそれだけを映し出そうとした。ボクシングと言葉によって「アメリカ」に闘いを挑み続けた男の、内なるストイシズム。そこにこそ彼の、真の偉大さがあったのだと。

だからこの映画が、ボクシングを描きながらどこまでも「静か」なのは当然だろう。これはボクサーたちの闘いを通じて、さらには、ひとりの黒人青年によるアメリカへの闘いを通じて、自らの「運命」と対峙し続けた偉大な魂の記録なのだから。そして、偉大な魂とは、常に孤独で、寡黙で、静謐なものなのだ。

繰り返そう。マイケル・マンの映画の「男たち」は、たとえどんなに“反社会的(アウトサイダー)”であろうとも、孤高を生きる者たちだ。本作もまた、そんなマンならではの世界観が昇華された、偉大な映画だとぼくは信じて疑わない。…皆さんの評価があまりにも低いこともあるので、あえて満点を献上する次第です。
やましんの巻さん 10点(2004-09-15 13:27:53)(良:1票)
別のページへ(10点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 96人
平均点数 4.82点
011.04%
111.04%
288.33%
31818.75%
41414.58%
52020.83%
61414.58%
71111.46%
877.29%
911.04%
1011.04%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

2001年 74回
主演男優賞ウィル・スミス候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョン・ヴォイト候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
主演男優賞(ドラマ部門)ウィル・スミス候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョン・ヴォイト候補(ノミネート) 
作曲賞リサ・ジェラード候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS