68.タイトルからしてハイセンス。オシャレだけを追求しても作れないと思う。映像編集も素晴らしい。 自己啓発的な側面も見ようによってはあるだろうが、 鬱々としているときに見ても自己啓発にはならないような内容なので、 元気なときに見て余韻を味わうのがいいのかな、とも思う。 【よこやまゆうき】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-11-26 16:08:27) |
67.この映画は、本当に素晴らしいです。 観た後に何かが残る映画です。絶対にDVDを購入しようと思った映画の1つです。 【たぬき野郎】さん [ブルーレイ(吹替)] 10点(2014-08-11 22:53:25) |
66.《ネタバレ》 私は、自分で言うのもなんだけど、結構親に期待されて育ったタイプだと思う。逆にその期待に応えられなくて自分の素質の無さに嫌気が差すことが少なからずあったと思う。今でも何をやるにも飲み込みが悪いと感じることが多いし、人よりも映画とか小説とかにチョッピリ詳しい位しか能が無いと思ってる。この映画「ガタカ」はそんな私の様な人間には福音であると思う。少なからず私にとってはそうだった。この映画の世界は最早人間の優劣は遺伝子、即ち生まれ持った素質によってのみ決まる世界。近未来という設定だが、今の世の中も同じことが少しは言えると思う。誰もが或る程度は社会にランクを付けられて生活している。それが時に学歴であったり、年収であったり、地位であったり、世間体であったりするだけのこと。そんな残酷な世界を見せてこの映画は始まるが、どんなに素質に恵まれなかった人間であっても、その未来だけは計り知る事が出来ないというメッセージで映画は終わる。この映画を観ると下らない運命なんて乗り切って生きようという気持ちがフツフツと湧いてくる。頑張ろう。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-09-23 13:03:13) (良:3票) |
65.これは最高の作品です。テーマしかり、雰囲気しかり、すべてが私のツボです。遺伝子を乗り越えようと努力も惜しまず、ルールを破ることも気にしない主人公は心を打ちます。そして、すべてを一人で乗り越えた気になっていた主人公が実は色んな人に支えられていたという見せ方も素晴らしい。主人公の生き様が他の人々をそうさせたという考えもありでしょう。ラストも美しい。最高傑作です。 【べいんびーる】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-11 02:43:43) |
64.すさまじい映画。テーマの深さだけで満点に値する。 【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 10点(2010-02-18 01:45:05) |
63.《ネタバレ》 かっちょいい~!まるで60年代のSFのシナリオをそのまま、あえて1998年に撮ることで生まれたような不思議な世界観。いい感じのときの「ウルトラセブン」に通底するような空気感。洋画も結構やるじゃないか、とか言っちゃうよ、オレ。「あの時と同じだ。戻ることは考えずに全力で泳いだ」。やっぱ、満点だ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-02-05 23:30:50) |
62.努力というものをここまで美しく表現している映画は未だ見たことがありません。 【njld】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-01-13 22:55:04) |
61.芸術的な近未来の映像と流麗な音楽に心酔。For whatever it's worth..., I'm here to tell you that it is possible. と諭す主人公の言葉がすべてを物語っています。現実を見つめ自身の限界を超えようとする主人公に対して、過去の栄光に囚われたまま不運を呪う「もと」エリート。クールな取引で出会ったふたりの関係が、次第に尊敬と友情に発展していく様が見事です。自身の不運を呪うのではなく素直に受け入れること、そんな人生についての示唆に富んだ作品となっています。ジュード・ロウがタバコを吸うシーンが妙に美しく、ユマ・サーマンの、後の作品では見られないゴージャスな美しさも魅力です。 【windance】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-11-04 06:45:09) |
60.《ネタバレ》 近未来を舞台としたSF映画でありながら『ガタカ』は、建築、自動車、衣装、さらには登場人物たちの髪型などといったあらゆるデザインを、ことごとくクラシックに描いている。そんな未来像がまず目をひく。そしてそれはうわべの美術的なデザインだけにとどまらない。遺伝子工学の発達という設定こそ未来的ではあるものの、生まれながらにして階級が決定しその階級が人の人生を左右するという思想は、旧時代にこそ色濃く社会を支配していたものだったはずだ。科学は飛躍的に進歩しても、ファッションや社会構造は循環し過去に遡行するという発想が面白い。つまりこの物語は、近未来に舞台を借りて現代人が描いた古典映画なのである。たとえば、兄弟での遠泳競争といった未来どころか前時代的な男同士のチキンレースは『理由なき反抗』を、そして不適正者としてのコンプレックスや屈折を見せる主人公ビンセントの姿は『エデンの東』のジェームス・ディーンを彷彿させるほどだ。あるいは宇宙飛行士として旅立つ「ジェローム」を見送る検査官が、旧き佳き時代の遺物のような伊達男っぷりを発揮するのもまた、それゆえだろう。そう考えるとアンドリュー・ニコル監督は、現代劇や時代劇として描くにはあまりに率直でアナクロニズム溢れるこの物語を語る照れ隠しとして、あえて近未来を選んだのではないかとさえ思えてくる。そんなすばらしきこのクラシック映画の中でもっとも現代的なのは、輝かしいはずの適正者の側の屈折を表現するユージーンの存在だろう。不適正者であるがゆえあらかじめ可能性を奪われたビンセントと、適正者でありながら自らその可能性を唾棄せざるを得なかったユージーン。対照的なはずの二人でありながら、それぞれに隠し持つ魂のその等しい痛みが重なりあいジェロームという1人の人物を創り出す展開が見事だ。ユージーンの最期は、尿や血液のサンプルとしてのみかろうじて存在してきたその肉体の抹消に他ならない。宇宙に旅立ったのはユージーンのサンプルをまとったビンセントではない。2人で1人のジェロームなのだ。ビンセントとユージーンそれぞれの魂を共に乗せて、ロケットは新たな地平を目指すのだろう。 【BOWWOW】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2009-07-24 23:59:13) (良:1票) |
59.SFなのに説明臭かったり難解ではないのは、未来社会の「妄想」ではなく現代社会の差別意識の単なる写し替えだからか。シニカルながらもスッキリとしたストーリーにスリラー要素が絡む優れた脚本。心理描写もクドくなく目からも感情を読み取れという深さ。感動とかではない、久々に素直に見れて、考えさせられ、心打たれる映画を見た。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-07-17 15:33:46) |
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58.SFという分野にとらわれることなく、観て欲しい作品。セットがチャチだとか(個人的にはそれほどでもないと思うが)、そういんじゃなくて、彼らの思いを考えながら観て欲しい。今回でこの作品を観るのは3回目だが、年々感動の程度が増していくのが分かる。他と比較されるのが当たり前の「会社員」になったせいかもしれない。友情も愛情も嫉妬も憎しみも怒りも全てが無理なく詰め込まれた至高のストーリー展開。もっと詳しく言えば、自己同一化とかアイデンティティーとかそういうところの話が出てくるんだろうが、私の拙い表現能力ではそこまで伝えることができないのが残念だ。 観る前はたぶん9点だろうなと思っていたが、これはもう10点つけるしかない。ラストには嗚咽しながら泣いた。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-28 00:14:25) (良:2票) |
【くまさん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-01-17 15:53:26) |
56.大人になってはじめて泣いた映画はこれでした。 脚本、映像、音楽、どれも自分好みでもう何度見たか分かりません。 ヴィンセントを見ていると、いままで様々なことをあきらめてきた自分がたまらなく恥ずかしく思えます。とても考えさせられた映画。 【バムセ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-14 00:55:55) |
55.《ネタバレ》 B級と言われようが、セットがチャチだと言われようが なんと言われてもこの作品が好きです。 【しろタマネギ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-26 19:02:26) |
54.愛情とか友情が深く感じられる温かい映画でした。人間っていいものだと思います。その一方であんな世界を作ったのも人間。細かい点はいろいろツッコミ所もあるでしょうが、大まかな方向性としてはリアルで怖さも感じる。「風にさらわれた」と言ってくれる人だけじゃありませんからね。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-11-23 08:18:46) |
53.この作品は大好きなので書きたいことは山ほどあるが、やっぱりラストシーンが音楽、セリフなど全部好き。なんど見ても飽きないです。 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-29 06:00:19) |
52.《ネタバレ》 観てすぐのころ、職場の同僚と「なんでジェロームはあんな苦しい死に方を選んだんだろう」と考えていたのですが、その理由に思い当たって二人して言葉を失ったおぼえがあります。初めて観てからもうすぐ8、9年ぐらい(!!!)たちますが、いまだにまた観たくなる映画です。最後のヴィンセントのナレーションでため息をつき、エンドロールをなんともやるせない気分で眺めるのが癖になってしまってるのかも・・・。音楽がまた素敵すぎて、ガタカ熱に拍車をかけてしまうのでした。 【かいろ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-17 22:34:11) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 十数年前に見たとき、5点という採点をしている自分が信じられないw いや、これはまぎれもない傑作中の傑作でしょう。まず脚本の素晴らしさ。で、それを表現する映像、カット、編集も完璧。97年当時のレトロフューチャー表現も全然古くなく現在(2018年)でも全く見れてしまう。 役者も完璧(ユア・サーマンはイマイチだったかも)。それぞれの登場人物の心理描写、それを表現する映像描写。 本当に素晴らしい。 思い返せば、色々と疑問点はある。まあでも、それを覆すだけの人間ドラマと物語の設定、映像表現ができているのでそこはあえて語らずで良いと思う。間違いなく10点満点。 |
50.《ネタバレ》 美しすぎる完璧な映画。 サスペンス仕立てながらも、人間の無限な可能性と遺伝子管理社会への警鐘が見事に描き込まれている。 この映画をみれば、最初から何かをやる前に「自分にはできない、無理だ、不可能だ。」なんて思うことは恥ずかしくなるな。 ラストで、不可能を可能にしたイーサンから「夢」をもらったなら、ジュードロウは死ななくてもよかったのではないかいう想いも抱くが、ジュードも遺伝子管理社会の犠牲者である。もって産まれたエリートとしての期待とプレッシャーに押しつぶされて自分を見失いかけたが、イーサンとの出会いによって本当の自分、ありのままの自分に向き合うことができたのではないか。 1着でなくてもいい、2着のシルバーメダルであっても、それが自分自身であり、それに誇りをもってもよいのではないか。そう気づけたから、彼はメダルを掛けて逝ったのではないか。希望を抱けたから、ジュードロウも新たな旅立ちをしたのではないか。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-19 01:05:39) (良:1票) |
49.遺伝子が全て、という無機質な世界にも関わらず、とても人間味あふれる主要人物達。そのギャップがツボにハマりました。 【ひで】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-12-05 00:04:58) |