10.初めて出会ってからもう20年近くが経つけど、何度観ても勇気づけられるとっても貴重な一本。ホントに美しい映画。 人生を共にできる映画って、そんなにないもんね。 【ピグ】さん 10点(2004-03-04 21:42:31) |
9.飛行機がぶち込んだ家を俺も買いたいです。 (ビデオ) 【zero828】さん 10点(2004-02-25 20:08:39) |
8. 原作は読んでないんですけど。ヒル監督の映画って、悲劇も喜劇も一歩引いて、カラッと表現する、それでいて暖かいところが好きです。 【ロイ・ニアリー】さん 10点(2003-12-12 11:43:40) |
7.「ガープの世界」とは、“父”の不在を前提とした“母”の崩壊めぐる寓話である。こう言ってしまうと、なんだ江藤淳の「成熟と喪失」の引用かい、と思われるかもしれないが、この物語を読み解くのに、日本型フェミニズムの到来を予見した江藤淳の60年代の名著が手がかりになることは間違いない。なぜアメリカ人のアーヴィングが江藤淳なのか? 確かに「ガープ」に関わらず、「ホテルニューハンプシャー」でもアーヴィングは成熟しない<し得ない>家族の物語を描いている。「ガープ~」は、特に父の不在を前提とした中での、母性の密着と崩壊をテーマとして扱っていると思える。父の不在は、精神喪失の世紀と言われる19世紀からの自明の現象であり、その自明の不在を敢えて物語として設定化した上で描きたかったものは、現代的問題である母性の行方のはずなのである。<ここで言う母性とは、根拠のある自閉性といっていいかもしれない> だから、ガープの母親ジェニー・フィールズは、過激なフェミニストにして、やはり母親そのものであるというアンビバレンツな存在なのだ。これは小島信夫「抱擁家族」と全く逆のシチュエーションであり、アーヴィングは母性を崩壊させない。「すべてを受け入れて赦す母」と「責任に耐える治者としての父」、これは江藤が夢想した国家イメージである。これはアーヴィングの登場人物たちが目指す家族イメージに重なるだろう。江藤にとっての日本は、アーヴィングにとっての家族なのである。そして、それは、母子という最も根源的な関係性を前提としているのである。「ガープの世界」は、この問題に対して、どう着地しているか。ガープは決して成熟していないが、そこには既に失われたものでありながら、成熟する為の根拠を求める意志があり、彷徨があるのだ。「ホテル~」もそうであるが、そこがこの作品の着地点であると感じる。しかし、僕たちにとっては、日本も家族もその根拠を求める意志すら薄らいでるようだ。これこそが江藤が決して認めたくなかったことだが、常に彼の著作に漂っていた現実なのである。最後の最後でこの2人の見通しは決定的に違う方向を向いていたといえるのではないか。そして、今や母の崩壊は成熟を意味しない。父の不在の中で母の崩壊を達成する、それは根拠のない自閉性の罠に嵌ったということなのだ。 【onomichi】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-09-06 16:09:52) (良:1票) |
6.ロビンウイリアムスは、わたしにとって魅力のない役者さんだったんですけど、この映画はとてもいいですね。 もっとこんな映画に出ればいいのに。 キャラクターの濃い人たちばかりなのに、この感動というか、爽快感というか、さわやかな感じはなんなんでしょう。 |
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5. 男と女のエゴのぶつかり合い、決して埋まり得ない深い溝。両性のジョン・リスゴーが溝を埋めるキーとしての提案なのだとしたら、それもまた救われないです。でも優しさにあふれた演出と音楽のおかげで見終わった印象は決してブルーではありません。 【BAYSONGX】さん [映画館(邦画)] 10点(2003-07-08 13:47:33) |
4.何度も泣けました。赤ちゃんが青空をフワフワ泳いでいるようなオープニングが最後まで意味を持っていたんですね。とても映画らしい?映画だと思います。 【フィャニ子】さん 10点(2003-05-14 20:32:53) |
3.映画としての面白さが満載の逸品。映像だけでなく、音楽や音の効果もすばらしい!DVDで見直したが、母親の葬式でプーがガープを見つけるシーンの訳は、「ガープ」ではなく「アープ」としてほしかった…。この手法の映画で超えるものをいまだに見たことが無い…。 【ても】さん 10点(2002-12-10 16:51:22) |
2.これぞ映画!映画史に残る最高の出来栄え!パーフェクト! 【すらいど】さん 10点(2001-05-11 11:39:41) |
1.あの終わり方なのに、不思議に悲しくない。久しぶりにいい作品を見ました。 【Claire】さん 10点(2000-12-07 12:59:25) |