1.《ネタバレ》 あのねぇ、温厚なおぢさんもしまいにゃ怒るよ。私が御幼少の砌にリアルタイムで夢中になった、あの「サンダーバード」が最新SFXを駆使してリニューアルするってんで喜び勇んでDVD観ましたとも。えぇ、そりゃもう期待度120%でわくわくしていましたともさ。それがなに?あれ。サンダーバードってのはね,救助活動もさることながら,あの発進までの一連のしーくえんすがかっこいいんぢゃありませんか。司令室からソファに乗って,レールに乗って,自動的に操縦席まで運ばれて,椰子の木が倒れたりプールが開いたりして,発射台が持ち上がって・・ていう一連の流れがあの「タンタカターン」ていうテーマミュージックに乗って滞りなく進行するのを,わくわくしながら正座して見るのが正しいサンダーバード観賞作法なのだよ。ねぇわかってる?ああそれなのにそれなのに,どれもこれもほとんど省略って・・・ケンカ売ってる?唯一まともに発進した2号にいたっては,よりによって悪い方が運転してる始末。予告編を見て「うぉ~2号かっちょえぇぇぇ!」と一人興奮していた自分があまりにもみじめぢゃぁありませんか。そもそも世界一わびさびと無縁なアメリカ人がサンダーバードの監督やるってのが大間違い。まあ,「シベ超」や「キャシャーン」に比べればずいぶんましなので1点だけあげるでね。