1.《ネタバレ》 待て待て待て。何がそんなに評価されている作品なのかさっぱり分からない。事前に予告映像を観た感想は、モザイクのかかった“ゴキブリ”みたいなのが尋問されており「あーこれはコントだな」と思った。何かしらの圧力はあるのだろうが、各業界からの賞賛の声が信じられない。まるで試合前の格闘家や、試合後のサッカー選手の無責任な(言うだけ無料な)コメントのようで。まあ、人類の下にまさか難民として異星人“エビ”を置き、差別の対象としたアイデアは新鮮で独創的だったかもしれない。しかし通して何を描きたかったのか?根幹のテーマは何?全編見終わって感想は、面白いとかつまらないとか考えさせられるとかじゃなくて、本当に何も残らなかった。ただただ主人公の自己中な行動のおかげで、エイリアンは置いといて取り巻く人間に不幸をもたらして、これには全く同情の余地なし。SF映画の醍醐味かエイリアンのかっこいい兵器を、悲惨な異星人実験を噛ませて描きたかっただけか。ネコ缶でどうとでもなるレベルの異星人なら、最初から兵隊として雇った方が賢いんじゃないの?挙げ句に、続編匂わすのはもう心から勘弁して…