1.キャラクター目線で各々の状況を語る手法は上手かったし、落ち着いた色合いもよかったし、出演者の演技もよかったとは思うんです。特にやっぱりケイト役の子の熱演は元より、テイラー役の子も控えめな演技や、キャメロン、アレック・ボールドウィンもよかったと思うんです。けど合間合間の、音をストップさせて曲を流すという使い方(というか曲の問題?)に、な~んか妙なイヤらしさというかあざとさを感じてしまって、全く駄目でした…。正直、裁判を起こした本当の理由も途中(テイラー云々)から読めてしまって、嗚呼やっぱりな~と思ったから、余計に冷めたのかも。ただジェシーの町中を彷徨う様には、ちょっとウルっときたんですけどね。しかし始終、何だか全くぼんやり白けてしまって、涙は基本さっぱり乾いたまま。周りはめちゃめちゃ泣いてたんですけどね。こんなに白々した気持ちの鑑賞って、疲れのせいかな心が荒んでるのかな。いや…。