1.《ネタバレ》 全てにおいて中途半端。踊る捜査線のパロディを狙ったのかなと予想して見たけど、至って大真面目な演技で、えっ!?ただのパクリ?と思ってしまった。痛さ百倍千倍と言ったところか。題材からしてコメディなんだから、全てにおいてコミカルにやらなかったら意味がないと思うが、クスリとも笑えるシーンはありませんでした。
芝居一座との友情・恋愛、服を着替えての取り違い誘拐、大げさな捜査、全てのエピソードがどこかで見たことのあるようなパクリシーンの連続。繰り返しになるが、なぜパロディにしなかったのか?Mr.ビーンでも見て勉強し直してください。
特に見るに堪えないシーンは、①船が爆破され、犯人を救おうと飛び込んだ両さんは死んだろうとスクリーンの中の全ての人が思い込み(見る方は誰もが生きていると思えるテイストでそれだけでも幻滅)、一斉に敬礼をするシーン。…何これ?この敬礼は?感動シーンでも作ったつもりだったのか?あまりにもむず痒くて目を覆うばかりでした。②作品の肝?だけど敢えてネタばれするので注意。勝どき橋が開くシーン。…おいおい、ここだけ開けても他の橋で引っ掛かるでしょ。しかも通っている船は水上バス。アホ!ここは実際に開けるのではなく、昔開けられていた事実を間接的に知るということで十分回収できたでしょ。最後の最後で製作者自らダメ映画のレッテルを張ってしまいましたね。
もう安易な漫画の実写化やドラマの映画化はやめましょうよ。当った試しないでしょ。
WOWOWでたまたまやってて暇つぶしで見たから良かったけど、1,800円払って見た人はトラウマでしばらく邦画を見に行けないでしょうね。