1.アンディ・カウフマンって誰?そこでさっそくつまずいてしまう。アメリカでは有名な人なのだろうけど、日本ではあまりなじみがない。(少なくとも私にとっては)だから、彼がいかに偉大なコメディアンだと言われてもどうにも理解し難い。ジム・キャリーも頑張っているようだが、なまじカウフマン本人を見たことがないので演技がカウフマンに似ているのかどうなのかがそもそも判断できないのだ。なるほど多分、偉大なコメディアンなのだろう。でもコメディアンは、カウフマン一人だけではない。わざわざ彼一人を取り上げて映画にする理由などあるのだろうか。これが、本当に「カッコーの巣の上で」や「アマデウス」を作った監督の映画なのか。ミロス・フォアマン、一体どうしたのだ。