1.映像化不可能と言われている小説は沢山ありますが、それは本当に映像不可能だからそう言われています。
ところがそう言われている小説の中でも「イニシエーションラブ」や「ハサミ男」は映画化されています。
え、無理だよね?
原作知ってる人なら誰でもそう思いますし、このハサミ男に関しては「原作無茶苦茶面白いのに…ほんとにどうすんの?」と心配しかありませんでした。
そして残念ながらその心配は見事に的中したのです。
映像化不可能な原作を映像化するにあたって…なんと映画では話のキモを全く別のものにしてしまったのです。
…そりゃダメだろう…
いや映像化不可能なんだからそうするしかなかったのかもしれないけど、だったら映画化すんなよ、と。
しかもそうやってわざわざ映画化したくせに映画自体がサスペンス劇場レベルの安っぽさで全く面白くないっていう。
原作が好きだっただけにこの映画への個人的な怒りは相当です。
なぜならこの映画を観た人はもう2度と原作を読んで楽しむことができないからです。
しかも「ハサミ男つまんない」という間違ったイメージすら植え付けかねないという。
原作レイプなんて言葉で済むレべルではありません。
映像化不可能な小説を無理やり映画化するのは本当にやめていただきたい。
どうしてもやるならイニシエーションラブのように成功させてください。
無理やり映画作ったあげくツマラナイとかもう本当に最悪ですから。