2.すごい映画だな、これ。パニック描写と人間ドラマを核にした作りだが、
各登場人物たちの描き方が浅く、お話の展開もびっくりするほどのご都合主義で、
緊張感がまるで無し。中盤からはまるで青春ドラマを見ているようで、
なんでこんなことになっちゃうのか、不思議な気持ちで鑑賞していた。
ラストの、これでもかというほどのベタベタ演出は凄まじかった。
主人公はさしずめ熱血先生といったところか。陳腐なことこのうえない。
同じジャンルのディザスター映画なら、過去に名作がたくさんあるのに、
なぜそれらのシナリオを参考にしないのか、首を捻るばかり。
小さな女の子が可愛かったところだけが見所の作品だった。