1.《ネタバレ》 つまらない。
まるでテレビドラマのように、同じ説明の繰り返しがあるので、金を払って真剣に映画を見に来ている客としては、イラっときて、そのうち退屈する。
唯一の見所は、子役(山崎光くん)との絡み。
この子は演技うまいし、夏休みに海で自由研究する楽しさ、って感じが存分に出ていた。
ところがさあ、最後になって、この子が「結果として殺人の片棒を担いでいた」ってのが明らかになるわけ。
それは、この映画の前半の流れから言っても、フィクションの倫理から言っても、残酷すぎるだろ。
しかも、真犯人のオヤジ、旅館の建物の構造を使って人殺しって、この旅館がこの先つぶれても構わないって思ってるわけ?
などと、憤って見ていたんだけど、隣の席からスースー音がするから、チラっと見たら、その人(カップルで来ていた若い女性)、なんともらい泣きしていた!
いやあ、「映画一つとってもいろんな見方があるもんだ」とは思ったけど、「テレビドラマと映画の悪い面だけ出た映画」っていう自分の評価は変えません。