2.志穂美悦子主演の映画。一応ストーリーコメディーになるんだろうけど、
とんでもない破天荒な設定から物語はスタート。まあこれはコメディーだからと割り切るも、
笑えないドタバタコメディーの連続には参った。後半からは突然シリアス調に変化し、
これまた呆気に取られるような無茶な展開。もう最後まで物語に入り込めなかった。
コメディーとシリアスの部分。クリスチャンとやくざたちの価値観の違いという妙味。
それらがまったくうまく噛み合っておらず、バランスの悪い映画だなぁというのが率直な感想。
終盤の見せ所は感動もなければ、さりとてスカッともしない。何をどうしたいのかさっぱり。
これなら、志穂美悦子が「女必殺拳」ばりのアクションを見せてくれたほうがまだましだった。