2.《ネタバレ》 (この「踊る~2」が好きな方は、このレビューを読まない事をお勧めします。気を害されるかと思いますので・・・)
まず前作の出来がアレだったんで、本作に対しても期待など全くせず鑑賞も「地上波放送で済ませりゃいい」と言う映画好きにとっては邪道的な考えでいたワケなんですが、何とある日弟が偶然借りてきたので俺も「自分にとっちゃタダ同然だから観てみるか」と思い鑑賞してみますた。
(以下本編感想)・・・何すか?コレ。もう無茶苦茶。有り得ない。ホント、何ですか?この糞みたいなストーリーは?メインであるはずの事件とその犯人たちの存在感の薄さときたらもはや次元を超えてます。本筋には全く関係の無いどうでもいい岡村に署長の不倫疑惑。結局何の伏線も無かった冒頭の殺人でのSM用の赤いロープ。自己チュー丸出しな女管理官にもひたすらイライライライラ・・・(以下延々)すみれさんが撃たれた後に堂々と犯人取り逃がす役立たずのSAT隊員達。「洋ナシ」を「用無し」と小学生でも思いつきそうな、これまた次元を超えた寒さのヒント。室井が指揮を執り始めてからのあっさりし過ぎなストーリー展開。さっさと逃げりゃあいいのに、何故かいきなり車止めてワケも分からず青島をけなし始める意味不明度MAXの犯人ドモ。
あーもう嫌。本気で嫌になります。明らかに穴だらけでご都合主義に塗れて無駄の多い脚本。こんなので堂々とDVDの宣伝で「日本の歴史を変えた」とかデカデカと書いてますから。マジでキレました。こんなのが日本実写映画歴代最高とか信じられませんから。外国の方がコレ観たらどう思われるんでしょうね?
前作と同じテレビドラマの延長版程度の物を「1」が売れたからと言ってまた同じような物を作る。そんな姿勢をとるのは、いい加減止めてくれ。
本作を機にフジテレビは俺にとって映画界の敵と見なしました。
本広監督もテレビドラマを作る才能は認めるものの映画を作る才能は無いと見なしました。
俺は実質金は払ってないんで点数は一応1点で止めますが、もし金払って劇場で鑑賞してたら怒り狂ってスクリーン引きちぎって(以下略)
えー大変長々と書きましたが最後に、いかりや長介さん。お疲れ様でした。あなたの熱演がもう見れないと思うと寂しい限りです。心よりご冥福をお祈りします。