2.つまらない、本当につまらない。アニメーションでここまで退屈な映画は初めて観た。児童文学を原作にしながら、小さな子供がこの冗長さに耐えられるとはとても思えないし、少年に夢や勇気や興奮を与えられるとも思えない。成人が観て、この演出や美術・技術・作画レベルに満足できるとは思えない。従って、一体誰に向けた映画なのかさっぱり判らない。どっちが高尚とかいう問題ではないですけど、宮沢賢治の文学を松本零士のマンガ以下に確実に貶めてると思う。そもそも別役実に脚本を書かせているのが解らない。こういうのを企画倒れと言うのだと思います、2点献上。