3.主人公の生き方には同情も共感も覚えないから、話がつまらないんですね。だいたい、ヒラリー・スワンクは「フランスの古い王家の血を引く女性」には全然、見えないので、話に入っていけないです。ラストまで、「おまえ我が儘すぎ!」と蹴り飛ばしたくなるような主人公。だんなと恋人は、キャラとして興味深い人たちで、役者もなかなか頑張ってました。とくにエイドリアン・ブロディは、退廃的で不道徳的な雰囲気をただよわせた女たらしが、似合いすぎです。ロアン大司教とマリー・アントワネットの憎らしくなるような存在感は、思ったより良かったかな・・・・・・。ちらっとでもマリー・アントワネットの横に、美形なフェルゼン伯爵が映らないかな~と期待していた私は、一応「ベルばら」ファンでした。