4.《ネタバレ》 この映画、どう感情移入すればよいのか分からなかった。エド・ウッドが映画大好きってのはとてもよく伝わってきました。ただ映画監督を仕事にし、奥さんがいる以上は最低限食べていける程度の成功を収めなければなりません。それが彼の責任だと思うし、それができないなら他の仕事を探すべきだと思います。しかしこの人、無鉄砲とういか何も考えなしに映画作って失敗を重ねています。ほんとヒットさせるつもりあんのかよとツッコみを入れたくなります。また協力してくれていた奥さんを何度も裏切り、奥さんの役を初対面の他の女に与え、挙句にはそいつと結婚までしてしまう始末。観ているうちにだんだんイライラしてきました。ティム・バートン監督は、この映画で何を伝えたかったのだろうか?「売れなくたって好きなことをとことんやればいいじゃん。一度きりの人生さ。」ということだとしたら考えが自己中で甘すぎだし到底共感などできません。「滑稽な男の生き様をみて笑ってくれ。」ということであっても、愛のない無責任男をみて笑えるはずがない。本当に映画を観て何も得られませんでした。ティム・バートンは大好きな監督で、素晴らしい作品がたくさんありますが、この作品は私には合いませんでした。