2.《ネタバレ》 犯人の正体が意外過ぎて
「あれ? もしかして伏線を見落としていたかな?」
と思って、二度観賞してみたのですが、やっぱり伏線など無かった……そんな思い出がある映画ですね。
犯人のマスクを取ったら、美人女子高生が中年のオジサンに変貌。
しかも何故か顔だけでなく、首から下の体型まで変わっていたのだから、もう笑うしかありません。
超常的な兵器に関わっていた校長さんなので、もしかしたあのマスクも特別性で、体型を自由に操れる効果があったのかも知れませんが、そんな解釈を行う事すら野暮に思えてきます。
今になって考えてみるに、製作者側も「どうぞ笑って下さい」「どうぞツッコんで下さい」という姿勢で用意した、確信犯的オチだったのではないでしょうか?
こういった「狙って作った馬鹿映画」は初体験だったという事もあり、色々と印象深いものがありました。
映画単品として面白かったとは言い難いのですが、新鮮な衝撃を与えてくれた事、色々と話のタネになってくれた事を考えると、自分は死ぬまでこの映画のタイトルを覚えていそうで、ちょっと憂鬱になったりもしますね。
そんな諸々を含めて、愛すべき映画……とまではいかないけれど、どうも嫌いになれない映画です。