1.日本を題材にしたハリウッド映画を観るたびに不思議に思うのはアメリカ人って何でヒステリックなまでに日本人を悪く描くのかということ。日本人が嫌いなのはそれはそれで構わないのだが「パールハーバー」といい本作といいどうも感情的になるあまり幼稚に見えてしまうのだ。でも嫌いというだけで相手を見てしまうと結局のところ本質を見逃してしまうように思うのだが。だからこそ「相手がどう思うと構わない。力で押さえつければいいんだよ」というのがかの国のスタンスとなってしまうのだろう。本作は日本と日本人に対して「多少」理解のあるのが白人刑事で日本を露骨に嫌うのが黒人刑事と日本人と黒人のハーフである女というところが興味深い。こういうところが嫌らしいんだよな、ほんと。